「必然と偶然」がテーマにしては、ミステリーサークルとかエイリ .. >(続きを読む)
「必然と偶然」がテーマにしては、ミステリーサークルとかエイリアンとかをプロット設定に持ってくるのはどうも下世話な感じがして、、。明らかにヒッチコックの影響を受けたシャマランって流石に特殊映像や音楽に頼らない、ホラーの演出は上手いけど、だからこういうプロットだと陳腐に見えて仕方ない、といった感じです。良く言えば、テクニックとかセンスの良さを過剰に誇示するような自己顕示欲の強い最近のハリウッド界の映画監督が幅を利かせる中においては、シャマランの存在は貴重でもあり、応援したくなるけど。若さゆえ(まだ30歳前後だったはず)良い映画に欠かせない「バランス感覚」が備わっていない(笑うシーンなのに笑えない、泣くシーンなのに泣けない)けど、そこをキャリアとともに身に付けていけば絶対凄いものを作ってくれそうではあります。