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古今東西、全ての長篇アニメーション映画の中で、私はこの作品が最も好きです。幼い日に、胸を掻きむしられる程に恋い焦がれたジュブナイル(空想冒険小説)の世界、そのキーワードである「波乱万丈の冒険」「異性との出会い、交流」「悪との闘い」そして「未知の文明」。そして、本のページが終わりに近付く(冒険が終わる)につれて感じた、堪らない寂寥感。この映画には、それらの全てがあります。私や、私と同年代以上の世代が、かつて空想の世界に遊んだ絵本や小説に、今後この映画は取って代わって行くのでは無いでしょうか。「永遠のスタンダード」に成り得る・・そんな気がしてなりません。実際、公開から既にかなりの年月を経ているにも関わらず、この皆さんの点数(評価)の高さがそれを物語っているのでは・・・。そう言う意味では、今から更に10年、20年後にこの映画の真の評価が確立される様に考えます。どなたかが書かれていらっしゃいましたが、この映画を「退屈」と感じてしまう様にだけはなりたくない、と切実に思います。『天空の城ラピュタ』は名作です。[良:5票]