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一言で言ってタイトル通り暗い。最悪のエンディングだとしか言えない。見終えた直後はどうしてこういうエンディングにするか?と監督のセンスを疑った。しかし冷静に考え直してみると、母親の子供に対する愛情を表現する為の手法として選んだストーリー展開と思えば、これも一つの表現方法だと思う。でももうちょっと違うエンディングにして欲しかった。観点を変えると、ミュージシャンのビヨークがここまで役に入り込んで熱演出来たことの驚きが大きい。所々に挿入されるミュージカル風のシーンはこの映画の中での清涼剤であり、ビヨークの魅力を最大限に引き立てている。言い換えれば彼女でなければこの役は出来なかっただろう。ミュージシャンだからこそこなせた配役かも知れない。おそらく、映画に関わった人全てが深い想いを持ちながら作り上げた作品だと想う。正直言って2度目は見たくない。もう苦しい気持ちを味わいたくないからだ。でも作品としては完成度が非常に高い作品だと思う。まだ鑑賞していない人で、ハッピーエンドを好む人にはお勧めしません。更ににビヨークに魅力を感じられない人には絶対勧めません。