一部の覗き偏愛者による盗聴ではなく、国家の「防衛手段」として .. >(続きを読む)
一部の覗き偏愛者による盗聴ではなく、国家の「防衛手段」として、盗聴や盗撮が「合法」となってしまうことの底恐ろしさが、観た後にも尾を引く。インターネットや電話で見えない相手に「つながる」ことの便利さ、クレジットカードの便利さと引き替えに、「自由」を失ってしまうということは、十分現実味がある。国家レベルでのこうした新しい形の監視や管理は、私たち一般市民が知らないだけで、もうすでに起こっていることかもね。(だから、邦題は誤訳ですね。enemy of the stateは、「アメリカ」ではなくて「国家」の敵。)ところで、あのタクシーの運転手は、ガブリエル・バーンだよね?一瞬だったけど、彼が登場すると、テンション高まるのは、さすが。