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<ネタバレあります!>ほほう、なるほど...そういう手があったか!としてヤラれました。古典的なホラーの演出を踏まえながらも、逆転の発想で観客のド肝を抜くあたりはさすがとしか言い様が無いです。まさか全員が○○○だったとは!!怖いだけのおばけ屋敷的な作品というわけではなく、母と子の間に隠された悲しい物語をしっかりと描いています。ただ、中盤で登場する戦地へ行ったまま消息がつかめなかった夫との再会のシーンはあまり効果的では?と思いました。真っ暗な部屋でぼや~っと不気味な顔が浮かび上がったかと思えば電気をつけると実は絵画だったり、写真たてを取り除くとその後ろにまた女性の写真があったりとよーく観てないと判らないところまで注意を払っているところが感心です。当然ラストへの伏線も忘れず張り巡らせているので、何度観ても飽きないです。この映画を観た後にはもしかして我が家にも...なんてことを思ってしまいぞぞ~っっと寒気がしました。監督自信が作曲したBGMも恐ろしくそして悲しい雰囲気を盛り上げてくれます。このアナメバール(アナメーバル?)監督の才能に酔いしれて下さい。