コメディ一色かと思いきや、ストーリーはどことなく空しくて悲し .. >(続きを読む)
コメディ一色かと思いきや、ストーリーはどことなく空しくて悲しかったです。これはいわば「母体回帰」ってやつですかね。ラストシーンのプールのシーンではそれが伝わりました。独特の世界観にアクの強いキャクター、そして何よりもジョン・マルコビッチ自身のパロディがおかしかったです。人にはそれぞれ変身願望があり、それが現実のもの(但しマルコビッチ限定。)となったとき新しい自分を発見できる。偏った考えではありますが、これは映画ならではの傍観者的現実を上手く生かした作品だと思いました。それにしても様々な人々に脳をのっとられるマルコは最後の最後までかわいそうでしたね。私だけかも知れませんが、やっと自分の脳を取り戻したマルコが「自由だ!」とトイレで叫ぶシーンにはググッときました。???もしかして私の脳も誰かに....