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この作品って主人公は”への字口女優”ことジャンヌ・モローですよね。このジャンヌ・モロー演じるカララ夫人を中心として、社長のカララを殺害しエレベーターに閉じ込められたジュリアン、そして花屋のヴェロニクとルイのカップルの犯罪劇、と同じ時間軸で三つの物語を一本にまとめたのが面白い。ただテンポが少し遅いのが退屈にさせてしまった原因でしょうか?それにしてもジュリアンはエレベーターに閉じ込められるわ、愛車をパクられるわ、いわれの無い殺人の嫌疑がかかるわで、ホント運が悪いッスよねぇ~。無邪気でルイに一途だが次第に犯罪に巻き込まれていく花屋のヴェロを演じたヨリ・ベルダンは可愛かったです。マイルス・デイビスのジャズには即興で作ったとは思えない名曲揃いで陶酔です。動かぬ証拠となってしまった思い出の写真が浮かび上がって、消えていくシーンはハッっとさせられました。