ストーリーの展開はすきなく構成されているとはとてもいえないに .. >(続きを読む)
ストーリーの展開はすきなく構成されているとはとてもいえないにしても、随所に泣かせる演出があった。ギャグのさえは今ひとつかもしれないが、鉄塔の上でのアクションなどは正直子供の頃見た007以上に胸が鳴った。単純な絵でもここまで表現できるのだということが驚きだった。内容的にはいつもどおりオトナの自虐的なユーモアなのだが、こどもから見て当たり前のオトナ像というものを宙吊りにし、自分たちのレベルから内面に踏み込ませるような工夫が見られた。カンのいいこどもにはオトナの世界を垣間見ませる十分なきっかけになるだろう。