(初投稿です。失礼します。)「ジョディっていい女だなぁ」と思 .. >(続きを読む)
(初投稿です。失礼します。)「ジョディっていい女だなぁ」と思いながら見た。時間を感じず引き込まれた。ツッコミどころはかなりあるが、そちらの思念に向かわせない。そのことで一歩引くということがなかった。「ツッコミどころ」に思念を向かわせないために施された方策が“ジョディの胸”ではないか。常にジョディに視線を向けさせるので、犯人たちに緊張感はないがそれなりにハラハラできる。“ジョディの胸”は必然性があるので、サービスとは言わないと思う。また、ウィテカーに痛いほど感情移入した。「人がいい人」の末路は常に悲劇的でしかないんだなぁと、切なくなったし、悲劇的でなければダメだと思う。この犯罪者になりきれない男が、最終的に1人の男を殺し1つの家族を救う。リスクを承知で、あそこで戻ってはいけないのに(すでにサイレンの音は鳴り響いていた)それでも戻った。「挙げられるのを何よりも恐れている」等の伏線が、その切なさをより噛みしめさせる。エンディングは母と娘の公演シーンだが、この間に数秒の間があるのは、単に時間の経過を示すだけでなく、その余韻を味わいさせるために割かれているのではないかと思う。