細々言ったらきりがないね。したたかに(ああ陳腐な表現だ)生き .. >(続きを読む)[良:2票]
細々言ったらきりがないね。したたかに(ああ陳腐な表現だ)生きる花街の女たちと翻弄される男。無責任な理想に燃える志士たち。そして死を見据えながらも覚悟できず(女は絶つ、クスリの調合には一生懸命)おのが命にすがる佐平次。それぞれ身勝手に生きる人間たち。ラストの鐘の音が象徴するように、人はいつかは死ぬ。どんどん時代は過ぎていく。それでも確かに一瞬、心と心がふれあう一瞬というものはある。それを象徴するのは「壊れた時計」。ラスト、地獄さ落ちるぞ~ゴーン(鐘の音)いや、わかってます。いつかは死ぬんです。だから好きに生きてもいいんです。この映画が教えてくれました。[良:2票]