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フランスが舞台なのにフランス語じゃないあたりに何かを感じるが、でもそれも忘れてしまうほどの魅力に溢れる作品だった。一歩間違えると単調でメロドラマになりかねない作品を丁寧にじっくりと仕上げるハレストレム監督には相変わらず脱帽!観てる最中も観終わったあとも何とも心地よい気分になったのは久しぶり。何がよいかと聞かれると、全体がよい。(笑)とにかく観てもらわないと語れない。(笑)ところでこの作品のテーマというものが見えてきそうで見えてこなかったのだが、最後の教会のシーンで「何を拒絶するかではなく何を受け入れるか、それが問題ではないでしょうか?」と語りかけるシーンが全てを物語っていたような気がします。ビアンヌは決して天使でも神様でもない1人の人間であるが、決して諦めずだけれど慈悲深く人を見守る。そういう姿勢は現代でも通じる部分がありそうです・・・。