この監督は共産主義者ってことで刑務所にぶち込まれたことがある .. >(続きを読む)
この監督は共産主義者ってことで刑務所にぶち込まれたことがあるんだよな。名作だが社会派の監督だけあって、鋭いところを突いた問題作でもあると思う。資本主義社会で金銭的な成功ある程度収めた者があの作品を観ると、出だしからエディーをダメ人間と思ってしまうだろう。バートは利巧だが汚い部分もあって全面的に受け入れられないが、世の中ではこういう人間が出世するもんなんだと、エディーの悲劇的な最期っを期待しながら見てしまう。しかし、最後には逆転する。そしてエディーは叫ぶ、自分から勝負を買って出ないおまえこそ負け犬だと。このとき意地悪な目で見ていた自分も、実は負け犬であったと知る。