悪くないと思うんだけどなあ。エメリッヒ流の「ちょびっとユーモ .. >(続きを読む)
悪くないと思うんだけどなあ。エメリッヒ流の「ちょびっとユーモラス」が随所に現れてて、所々で「ちょび笑い」がいい。モーテルですっぽんぽんのバンダムを女が介抱するところを、老夫婦が「あらまあ見て」とほほえましく覗くところとか、間抜けな科学者がソルジャーに手榴弾を握らせて自爆してしまうとか、、、、。登場人物にちょっと間抜けっぽそうな感覚というのを思わせると、見ている人に、中身のないアクションに終始と思わせないで、奥行きのある面白さを提供すると思うのだが。エメリッヒという人は、「人間は、シリアスに泣いたり怒ったりするだけじゃなくて、ユーモアとかユーモラスなところがあるものだ」と言っていると思う。難をいえば、オープニングから、序盤がわかりやすすぎるところか。これは、見る人に、後半で、バンダムとラングレンが対決するぞ、とわかりやすくさせるためかも。どうせなら、オープニングは、ダムのテロ場面からはじめて、ベトナム時代の部分は、中盤で誰かが解説するか、記憶を思い出させるかしたほうが面白かったかも。バンダムとラングレンの対決のアクションは、今時のどう見ても無理すぎるワイヤーワークじゃなくてよかったと思う。