経済発展の光と影、あれは本当の中国だと思った。実際、中国政府 .. >(続きを読む)
経済発展の光と影、あれは本当の中国だと思った。実際、中国政府の教育資金が不足しているせいで、各学校は資金を自分で捻出しなければならないため、貧しい農村は、教員の給料も払えない。能力のある教員は給料の良い都会に流れる。ウェイ・ミンジにも生徒たちにもそれぞれ家の事情があってお金が必要なのだろうから、お金にこだわる気持ちはよく分かる。コカ・コーラのシーンは、農村にまで押し寄せるアメリカ資本主義への痛烈な皮肉だと思った。たった50元(日本円で1000円)にあんなに固執するのはなぜか、考えたら暗澹とした気持ちになる。「善意」なるものの気持ち悪さを感じた。結局、農村(途上国)の貧しさの上に、都会(先進国)の繁栄が築かれているのに。0点って人にとっては、全く受け入れられない世界ってことなのかなぁ・・・。あれを「拝金主義」って切り捨てられるほど、私は自分の生き方に自信はないんだけど・・・。