2.《ネタバレ》 「魔法は人を幸せにする。それから時々不幸にもする。」
まさにその通りの展開だった。
魔法によって唯翔の心の中にまで踏み行ったせいで瞳美は不幸になるが、唯翔は年上のお姉さんに贈った星砂によって人を幸せにしていた。
この魔法の使い方による対比が素晴らしいと思った。
でも、絵の中に入れる魔法なんて素敵。
絵の中に出てきた黒い人ってのは唯翔自身の別の顔で、絵描きになる事を邪魔しているという暗示的なものなのかな?と深読みしてみたり。
それにしても、瞳美は唯翔に対しては絵の事が気になるというだけで、それ以上の感情はないのかなと思っていたけど、最後に彼が年上の女性と居るのを目撃してショックを受けていた事から、もう完全に意識してる感じだったのだなぁ。
また、世界が色を取り戻していくシーンは圧巻で、凄い芸術性が感じられてとても良かった。