1.餅屋の娘たまこと、隣の餅屋の息子もちぞうによる学校や商店街や餅屋を舞台にした青春ストーリー。
恋愛には疎く天然のたまこに対し、たまこに惚れながらなかなか気持ちを打ち明けられない奥手のもちぞう。この両者の距離が絶妙で、縮まりそうでなかなか縮まらない、そのもどかしさがピュアでドキドキ。
そんな2人の青春物語をずっと見ていたいのに突如として現れる闖入者、もとい変な鳥。デラモチマッヅイが最高だ。
とにかく、このキャラクターの存在感が凄すぎてこのアニメを特異な物にしていると言っても過言ではない。
なんせ喋る鳥だ。
そんな非日常的なキャラクターが登場するのに街の人はあっさり受け入れてしまっている所が凄い。まるで、ドラえもんみたいな世界観だ。
私がこのアニメにハマった要因としては私もまた餅屋で働いていた事があるからたまこに凄く共感できたのかもしれない。朝早い仕事だし、注文が入ったら皆総出で働いたり、年末の忙しさだったり、それらはリアルな描写でなかなか良かった。
また、悪い点を挙げるとしたら、デラの国の王族の人がやってきた辺りから一気に興味が失われてしまった所だ。ちょっと非現実的過ぎてあまりハマれなかった。
最後に、たまこともちぞうの恋模様に関しては劇場版の「たまこラブストーリー」でじっくり描かれているので、こちらもオススメである。