1.《ネタバレ》 10年前の作品ですが、巷では今でも話題になるほど衝撃的な作品。僕は基本的に魔法少女モノはあんま好きでないてゆーか、観てるとしんどくなっちゃうんですが、アニメをあんま観なさそうな人まで、このアニメが凄いって褒めてたので、だいぶ、後になって観ました。最初の2話くらいまでは、今の魔法少女モノはこんな風になってるの、斬新やなー、でも、まー、こんなもんかーって感じで、普通に楽しむ感じで観てたんですが、その後の展開に衝撃をくらいまして、いや、これ、オレの想像してた魔法少女モノと全然ちゃう。なに、このエグイ物語、ってなちゃって、そーなると、もう、次が観たいって気持ちが抑えられず、最後までイッキョ見コースでした。物語の基本は魔女を倒すために魔法少女に変身して戦うってゆーモノですが、敵である魔女の表現がめちゃ斬新ってゆーか、あんまアニメで観たことない感じでした。何らかのメタファーをなぞったアート的な異空間が広がり、その中に現れる魔女もアート的で言葉はしゃべらず、アート的に襲ってきます。ヘンテコ&不気味なモノと戦い、そしてドンドン、メンヘラ気味になる日常ってのが、ジャンルは全然違いますが、なんかエヴァンゲリオン的な構図と雰囲気を感じました。結末は見事な着地点で、最初から、まるで1本の映画を観てるようなよく出来たお話でした。細かくはられた伏線もちゃんと回収できてスッキリ。ちなみに劇場版があり、ここまでちゃんとした結末で、その続きなんて難しいはずなのに、その先を見事に描ききっていて、そっちもおススメです。