4.《ネタバレ》 私たちが日ごろ触れている様々な「世界(フィクション)」は、結局のところ誰かの「頭の中」からはみ出したモノを覗いているに過ぎないのだ。
その「頭の中」から漏れ出した世界は、どうやって形作られ、彩られ、パッケージングされているのか。その事について私らは見逃しがち。
様々な艱難を経て世に出た「作品」を、私らはアアでもないコウでもないと評価している。
そういうクリエイターらの言い訳ともとられかねない苦労話など「お客の考える領分ではない」のは百も承知だ。
だが、この「映像研」を観ると、創作の面白さや苦労、それを形にする行程、クリエイターの息遣いまでもが急に愛おしくなるのだ。
「映像研」のメンバーにも、そして「映像研に手を出すな!」に関わったすべてのクリエイターたちにも、感謝したい。
ただただ、面白かった。