1. ガールズ&パンツァー
全体を通して見て、このアニメの良かった点は‥ 単なる萌え系アニメじゃなく、迫力の戦車戦や、スポコンものとして観ても熱い物語であるという事。 色んな魅力的なキャラクターが出てくる事。 何より戦車道に真剣に取り組む女の子達を見ていると元気を貰える、応援したくなる。これが1番大きい。 [インターネット(日本アニメ)] 9点(2017-12-07 10:51:26)(良:1票) |
2. けいおん!
すでに4周ぐらい観ており、只今5周目を見始めた所。 毎年仕事が忙しい年末に何故か観たくなるアニメでもある。 疲れた時に何も考えずぼーっと観てられるからかもしれない。 今さら説明不要だろうが、このアニメの魅力はやはり、個性豊かなキャラクター達が織り成すドタバタコメディだったり、ほのぼのとした雰囲気だったり、たまに本気になるバンドの演奏シーンだったり。 とにかく彼女達の日常そのものが魅力に溢れており観ていて飽きる事がない。 [インターネット(日本アニメ)] 10点(2017-12-24 20:30:06)(良:1票) |
3. 櫻子さんの足下には死体が埋まっている
僕は時間の死んだ街で生まれた。 良くも悪くもマイペースで強情で、変化を嫌うこの街では、澱んだ時の流れすら平穏だとか、安寧と呼ばれる。変えられない、変わらないのでは無く、そもそも変えたいと思わないのだ。まるで大腿骨のように強靱なまでの真一文字さが、この街には絶えず横たわっていて、人々の心までせき止めている気がする。 ↑このようなナレーションでこの物語は幕を開ける。私の地元が舞台のこの物語は至極的確にこの街を表していた。たしかに、動物園くらいしか観光の目玉はなく、他の観光地への通り道となっている感は否めない。人々は皆変化を嫌い、そこそこ大都市でもあるが経済的に停滞した感がある。誇れる事と言えば地震が少ないという事くらいだ。 そんな街が舞台で繰り広げられる、骨に纏るミステリー。 主人公の櫻子さんは標本士。 死んだ動物を見つけては嬉々として煮込んで骨だけにする、ちょっとやばい人だけど、美人で大きな屋敷に住むお嬢様という無敵のスペックにより、何をやっても許される感がある。しかし、一般人なのにこんなに警察の捜査に割って入れるなんていかにもフィクションだなぁと思ってしまう。 とは言え、櫻子さんを慕う少年との絡みが面白く、ついつい引き込まれてしまう。 地元が舞台という事でちょっと点数甘めです^^ [インターネット(日本アニメ)] 9点(2017-12-06 23:33:13)(良:1票) |
4. 化物語
このアニメはかなり実験的ですね。 意味があるのかないのかわからない膨大なセリフ群、基本的に登場人物が2人とか3人とかしか登場しなかったり、何気ない日常会話だけで終わったり、広大かつ簡素化された背景描写、極端にグロいシーンや、あざと過ぎる萌え描写、シュールとも言える世界観だった。 怪異に取り憑かれた女性が登場→事件解決→また新たなヒロイン登場、が基本的な流れで、主人公阿良々木が段々ハーレム状態になっていくという展開。登場するヒロインもツンデレ、ヤンデレ、メンヘラ、学級委員長、ねこみみ、小学生、幽霊、吸血鬼、レズ、妹系と何でもござれで色んな性癖のオタク達に突き刺さるようになっている。ヒロインの豊富さがこの作品の魅力なのではないだろうか。 [インターネット(日本アニメ)] 8点(2017-12-05 21:59:12)(良:1票) |
5. 少女終末旅行
文明の滅んだ世界を舞台に二人の少女の旅がほのぼのと描かれる、ディストピア日常系アニメ。 映画の「アイ·アム·レジェンド」とか好きな人にオススメ。ゾンビとかは出てこないけど。 同じような展開がダラダラと続く為、途中でちょっと飽きてしまったのも確かだが、終わってしまうともう二人に会えないんだなぁと思ってしまって、なんだか悲しくなった。 今となってはチーとユーの何気ない日常こそがかけがえのないものであり、二人のほのぼのとしたやり取りが、荒廃した世界に一筋の光をもたらしていたんだなぁと思えた。 [インターネット(日本アニメ)] 8点(2018-01-03 21:22:44)(良:1票) |
6. ピンポン THE ANIMATION
実写映画版が好きだったのと最近気になっている監督、湯浅氏の作品という事で休日を利用して一気観しました。 スピーディーなカット割とテンポの良い展開のおかげで、最初から最後まで、全然ダレる事なく観られたので良かった。 また、独特なタッチの絵柄もとてもいい。 漫画みたいな細かい分割画面が独特! 卓球台とか、壁とか、線が曲がっているようないい加減さに最初は戸惑ったが、段々とそれがいい味に思えて来て、気が付けばハマっていた。 登場人物達は皆悩みを抱えていて、それぞれが人間臭さに溢れている。彼らの心理描写が非常に丁寧に描かれている為、脇役に至るまでそれぞれの人物の立場が理解しやすく、感情移入できた。 才能がある者とない者。努力した者としない者。勝った者負けた者。 勝負の世界の残酷さをきっちり描きつつも、決して敗れたものを突き放したりせず卓球を諦めた者にもちゃんと救済の道を示している所が、湯浅監督らしい優しい視点だなぁと感じた。 [インターネット(日本アニメ)] 9点(2018-01-25 16:43:11)(良:1票) |
7. だがしかし
サヤ氏人気高いですねぇ。 というか下のおふた方のレビュー読むまで サヤ"氏"だと思ってた。サヤ"師"が正解だったのですね! 私はやっぱりほたる氏が好きですね。奇行が多いし、変態性が高いけど、駄菓子に対する情熱が半端ないし、毎日のようにココナツの駄菓子屋にやってきてはココナツをからかったり、独自の駄菓子論をドヤ顔で披露する所が最高だ。 それに振り回されるココナツがいつも真面目にほたるさんの相手をする所とか、ほたるさんのエロさにドギマギしたりとか、なんか純情で面白い。 そんなココナツの事を好きなサヤ師もまた素直に気持ちを言えないいじらしさが可愛い。 駄菓子の魅力ももちろんだが、3人の一方通行な恋を巡る青春ものとしても楽しい作品だった。 久しく駄菓子など食べていなかったが、このアニメの影響で駄菓子を買い漁る事になったのは言うまでもない(笑) [インターネット(日本アニメ)] 7点(2018-03-13 18:43:00)(良:1票) |
8. ポプテピピック
アニメとは何か?という哲学的問を投げかけてくる問題作。 アニメという枠組みを超えた、もはやアニメとは言いたくない作品。 内容ははっきり言ってクソです(笑) 毎回毎回つまらなくて0点連発してるにもかかわらず、何故か毎週見るのを止められないという謎の中毒性が半端ないアニメだった。 たまにツボにはまって8点とか10点を点けてしまったが、総合的に考えて0点が妥当だろう。 だが、決してつまらない訳ではない。(あれ?矛盾してる?) ぶっ飛び過ぎてて理解が追い付かないというか、とりあえず0点点けておけば安心みたいな。 逆に高得点点けたら人間性が疑われそうでこわいみたいな(笑) とにかく、これだけは言えるだろう。 2期が出たらまた絶対見る!笑 [インターネット(日本アニメ)] 0点(2018-03-25 12:14:54)(良:1票) |
9. ヒナまつり
突然、シェルターみたいなのに入って顔だけ出した人が現れる衝撃的な第1話。 ヤクザもの?はたまたSF? 一体何ジャンルのアニメなのか疑心暗鬼のまま観始めたが、段々とギャグアニメである事がわかってきた。 中学生の女の子がバーテンをしていたり、ホームレスだったりというぶっ飛んだ設定も面白いし、せっかく超能力という特技があるのにそれを活かさず、常にダラダラと過ごしているヒナの怠惰っぷりがまた面白い。 すごく2期に続きそうな気配で終わるので、これは絶対2期があるはず。あったらまた観たい。 [インターネット(日本アニメ)] 7点(2018-07-05 13:05:49)(良:1票) |
10. ゴールデンカムイ
明治時代の北海道を舞台にアイヌの金塊を探すという壮大なスケールのドラマとアクションが展開されて行く物語。シリアスなだけじゃなく意外とギャグやグルメシーンが多いので、それほど構えて見なくても気軽に楽しめるのでおすすめである。 また、狩猟や食の文化を通じてアイヌの人達の暮らしに触れ、もっとアイヌの文化や歴史を知りたくなった。 アイヌの少女アシリパさんがとにかくかわいくて、強くて、不死身と怖れられる主人公にも全くひけをとらない頼もしさだった。時折見せる変顔も恒例となっていて面白い。 白いオオカミのレタラも好きになった。2期でまた出て来て欲しい! [地上波(日本アニメ)] 8点(2018-07-05 12:23:01)(良:1票) |
11. ハイスコアガール
ゲームボーイ→SFC→PS→PS2→PSP→PS3→Wii→PS4pro→VRと買い、格ゲーブーム真っ只中をこのアニメの主人公と同じ頃に過ごした自分にとって、まさにドストライクなアニメであった。 とにかく全編、ゲームへの愛に溢れている。それに尽きると思う。 ストイックなまでにゲームを愛する主人公はるおと、ゲームがきっかけではるおに惹かれて行く二人のヒロインとのロマンスが描かれていて、なんとも甘酸っぱさに満ちた青春ストーリーとなっている。 なかなか感情を現さない大野さんと、ストレートに恋心を打ち明ける小春ちゃん。それぞれの想いが複雑に絡み合いながらはるおに接近していくのだが、そこには常にゲームが立ちはだかっているというのが面白い(告白の時でさえも) このアニメを見ていると久々に「スト2」や「バーチャ」や「鉄拳」や「ヴァンパイア」といった格ゲーをやりたくなりました。 [インターネット(日本アニメ)] 9点(2018-09-30 19:26:45)(良:1票) |
12. はたらく細胞
体の中の細胞達にスポットを当てた物語。 細胞は擬人化され、血管や臓器の中には建物がそびえ立つ。 体の中にウィルスなどが侵入したらどうなるか?何が起こっているのか?とても分かりやすく紹介されていたと思う。 それでいて、赤血球や白血球達が互いに助け合いながら敵を撃退していく様をユーモラスかつドラマティックに描いている為飽きさせない。 ちょっとおっちょこちょいだけど、誰よりも使命感の強い主人公赤血球には頑張れ!と応援せずにはいられない。そんなアニメだった。 そう言えば、公式が学校などを対象に教材目的であれば素材の無償提供を行うと発表があったらしいです。 これから小学校などでは「はたらく細胞」を使って授業などが行われるのかもしれないですね。子供たちにとってもこのアニメのおかげで興味を持ってくれたとしたらとても良い効果なのではないでしょうか。これは良い試み。 [インターネット(日本アニメ)] 8点(2018-10-03 07:58:34)(良:1票) |
13. Re:ゼロから始める異世界生活
異世界ファンタジーものは苦手で、この作品も1話を見た段階で全く受け付けず、放り投げていたのだが、周りの反応やキャラクターの人気ぶりを見てやっぱり面白いのかも?と思い直して再鑑賞するに至ったのだが、見はじめると意外や意外、謎を呼ぶ展開とシリアスかつダークな雰囲気、さらには可愛いキャラクター達による癒しと、緩急の付け方が絶妙で、あっという間に引き込まれてしまった。 主人公の性格が中二病過ぎてちょっと受け付けなかったのだが、ヒロインが好きで純粋に力になりたいという真っ直ぐな思いにはちょっと感動させられた。 レムやエミリアばかりクローズアップされがちだが、私的にはオズワールとベティの独特の口調が好きでなんだか癖になってしまった。 早く続きが観たい! [インターネット(日本アニメ)] 8点(2018-11-19 20:43:37)(良:1票) |
14. ゆるキャン△
原作の漫画がある事も知らず、何気なく観始めた本作だったが、自然とその作品世界に馴染み、回を追うごとにハマっていった、そんなアニメだった。 キャンプ好きな女子高生達が、キャンプを通じて成長し、まったりと交流を育んで行く、日常系アウトドア青春物語。 まず、キャラクターが皆ほんわかして可愛い。嫌味のあるキャラクターが誰一人として居ない。そういう意味では「けいおん」に近いかもしれない。 日常に疲れ、現実逃避したくなった人や、とにかく癒やされたい人、またソロでキャンプしてみたいけどどう始めればわからない人の指南アニメとしてもオススメできる作品だ。 また、毎回美味しそうなキャンプ飯が登場するグルメアニメでもある。もう見ているだけでお腹が空いてしまって大変だった(笑) あと、背景の自然の作画がとても丁寧で引き込まれたし、自分も皆と一緒にキャンプしているような気になれた。 今期のアニメでは1番ハマった作品で、コミックも買ってしまった。これからゆっくり読みたいと思う。 【18/12/26追記】 コミックどころか、Blu-ray(全3巻)まで買ってしまいました。まさかこれほどハマるとは。 ちなみに特典映像として、なでしこ達がオーストラリアへキャンプをしに行く途中飛行機から落ちて無人島へ行くという「サバキャン」など、ここでしか見れない新規アニメも充実。おくさん、これはお買い得でっせ(←なんか商品PR始まったー) また、既に発表されている2期&劇場版も楽しみすぎるので、Blu-rayを繰り返し見ながら待ちたいと思います。 [ブルーレイ(日本アニメ)] 10点(2018-03-23 17:18:49)(良:1票) |
15. 青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない
最初このタイトルを聞いて、ここまでの傑作になるとは全く予想していなかっただけに、私にとっては今期一番のダークホース的アニメだった。 似たような作品では『化物語』を真っ先に思い浮かべるだろう。主人公が変態、次々に集まるヒロイン、程よいミステリー要素、モノローグの多用。 本作の魅力は、普通では考えられない“思春期症候群“というオリジナルの現象が科学的にあたかも本当に起こり得るのではないかと思わせる説得力と、それを取り巻く人々の謎を解き明かそうとする行動によって、グイグイ物語に引き込んで行く力を感じたからに他ならない。 また、程よい青春の甘酸っぱさと恋愛要素。主人公の変態っぷりなども面白く、キャラクターも皆魅力的なのが良かった。 [インターネット(日本アニメ)] 8点(2019-01-08 06:38:54)(良:1票) |
16. 色づく世界の明日から
《ネタバレ》 タイムスリップものが好きだ。 「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「時をかける少女」「アバウトタイム」「サマー・タイムマシン・ブルース」 タイムスリップものの醍醐味と言えばやはり過去や未来へ自由に行けるというロマン溢れる物語、そして過去を変えた事で未来が変わってしまうというような展開から、どのような選択肢を取るかというようなパズル的楽しさも醍醐味であるだろう。 しかし、このアニメはそんな普通のタイムスリップものとは違い、魔法があるという世界が前提ゆえにタイムスリップする事自体はそんなに不思議ではなく、過去を変えたりとか気にしたりという事もなく、普通に学園生活を送る主人公の物語となっている。敢えてタイムスリップものの醍醐味を捨て去る事で、より青春ラブストーリーものとしての色合いが濃くなっている。 また、魔法があるとは言ってもそれ以外は普通の現実的世界なので、ファンタジー要素はそんなに少な目に感じる。 結局何が言いたいかというと、タイムスリップは単なる導入というか手段のひとつであり、重要なのは主人公が変わる事。“しあわせになる“という事が大きな目的なのである。そう考えるとこんなにも優しい物語だったのかと後で気付かされる事になる。 今期アニメは豊作だったが、これもまた秀作であった。タイトルにもあるが、色づかいの表現方法が花火だったり絵だったり、とても芸術性が高くて作画もほんとに丁寧で(特に光の表現が素晴らしい)、見ているだけで引き込まれてしまうようなそんな魅力のあるアニメだった。 [インターネット(日本アニメ)] 8点(2019-01-11 15:10:56)(良:1票) |
17. 風が強く吹いている
観た後思わず走り出したくなっちゃう。そんなアニメ! 20話のレビューで、神童を無理に走らせた事に疑問を呈したという事を書いたと思うが、それは原作に詳しい説明があったので納得した。1週間位前に事前のエントリーがあって、そこで区間ごとに複数人登録することが出来て、体調などを考慮して当日その区間ごとに誰を出すかを入れ換える事はできるが、別の区間へ移動することはできないと。これこそ正に10人で箱根駅伝に挑む事の凄さだよなぁと改めて感じた。一人も欠ける事は許されない。だからこそ10人全員が主人公だし、皆で1つのチームなのだ。 そんな10人のキャラクターそれぞれを深く描いている所がまず良くて、どの人物にも感情移入できたし、1つの目標に向かって突き進むという物語においてはこれ以上ないほどの盛り上がりを見せたと思う。 アニメから入って、原作も読んで、その作品世界に深く触れる事が出来た。その内容はほぼ同じであると言えるが、アニメはアニメの、小説は小説のそれぞれ良さがあって両方楽しむことが出来たと思うのでこれは10点付けたい。 [インターネット(日本アニメ)] 10点(2019-04-29 14:03:10)(良:1票) |
18. けものフレンズ2
《ネタバレ》 【警告】1期に思い入れのある方は視聴するのを止めた方がいいレベル。 生まれるべくして生まれた最悪アニメ。 たつき監督が降ろされた時点で、誰が監督をやっても結果は見えていたように思える。 それでも、もう少しやりようがあったのではないか。 例えば、がらりと作風を変えて思いきって子供向けにするとか。前作の世界線を離れて全く新しい物語にするという手もあったはず。 しかし、このアニメはよせばいいのに1期の正統な続きとして進めてしまった。 しかも、そこに新たなワクワクするような要素は微塵もなく、逆に1期をことごとく否定し、ファンが望まないであろう展開ばかり繰り出してくる為、そりゃファンからこき下ろされるのも当然の結果であると言える。1期のキャラクターの扱いも酷かった。 特に最悪だったのは、数々の謎を提示しておきながら、伏線を回収する事なく全て放置したまま逃げるという最悪の最終回を迎えた事である。もう視聴者を舐めているとしか言いようがないレベルである。 それでも多少は面白いと思える展開があったように思えるし(思い出せないけど)、ペパプやイエイヌなどは可愛いかったし、キャラクター自体に罪はないので1点はつけたいと思う。 そういえば「ターミネーター」が3、4、ジェネシスを無かったことにして2の続編をやるみたいだが、「けものフレンズ」も2を無かったことにしてたつき監督による1の続編作られないかなぁ。無理だろうけど。 [インターネット(日本アニメ)] 1点(2019-04-05 19:31:07)(良:1票) |
19. ハイスコアガール
1期→OVA→2期と観てきて、やっぱりゲームへのリスペクトや情報量も変わらず濃いし、全編通してとてもクオリティが高いシリーズだったと思います。 また、2期では特にキャラクター達の恋愛模様も重要な要素になってきて、ハルオや日高さんや大野さんの恋の行方がどうなって行くのかも目が離せませんでした。 また、このアニメを観たからこそ思い出した自分がプレイしてきたゲーム達。 その記憶が甦ると共にそのゲームをプレイしていた場所だったり友達だったりの記憶、それらが鮮明に思い出されて感慨に耽ってしまった。 リアルタイムでそれらのゲームをプレイしていた人にとっては特別なアニメとなり得るだろうし、また知らなくてもこのアニメを通してこんなゲームがあったんだとか知るきっかけになるんじゃないだろうか。 とにかくゲーム好きにとっては最高のアニメだった。これでお別れなんて辛いので3期も是非やって欲しい。 [インターネット(日本アニメ)] 9点(2020-01-06 16:22:05)(良:1票) |
20. 映像研には手を出すな!
まず、原作コミックの世界観をとても丁寧に映像化しているなぁと感じた。 アニメを作るお話という事で言えば「SHIROBAKO」がまず思い付くが、この作品は高校の部活動におけるアニメ制作を描いているので前述の作品とはまた全然違ったアプローチで楽しめる。 とにかく、高校生が部活動でしかもほぼ3人でアニメを作るというのは時間的にも効率的にも凄い大変なんだなぁというのが伝わってきた。 満足がいく作品を作るにはクオリティを追求しなければならないが、その為には絶望的に時間と人手が足りず、どこを妥協してどこを残すのかといった彼女達の葛藤が分かってその辺は凄いリアルに感じられた。 その一方でこのアニメが面白いのはやはりキャラクターの魅力にあると思う。 物語を生み出す浅草氏の想像力。 金森氏の交渉術と掌握術と金もうけ術(笑)。 水崎氏の動画の技術、広告塔としての役割。 それぞれのキャラクターが自分の役割をしっかり把握してどうすれば良いアニメが作れるか全力で動いている点が素晴らしい。 まさにこの3人だから作れた作品なのだなという説得力を感じた。 さらには脇を固める人物も曲者揃いで楽しい。 音響担当の百目鬼。高圧的な生徒会の面々。ガチ過ぎる警備部。自由過ぎる顧問。厳しいが日曜に花に水をやりに来る教頭。などなど…。 また、街や学校が迷路のような世界観もとても楽しい。そこで浅草氏が日常からふとした事で想像力を広げてアニメに取り入れて行く様は視覚的にもイマジネーションに溢れており、この辺は湯浅監督ならではの演出だなぁと感じられた。 [地上波(日本アニメ)] 9点(2020-04-04 17:08:08)(良:1票) |