1. <ネタバレ>私たちが日ごろ触れている様々な「世界(フィクション)」は、結 .. >(続きを読む)
1. <ネタバレ>私たちが日ごろ触れている様々な「世界(フィクション)」は、結局のところ誰かの「頭の中」からはみ出したモノを覗いているに過ぎないのだ。
その「頭の中」から漏れ出した世界は、どうやって形作られ、彩られ、パッケージングされているのか。その事について私らは見逃しがち。
様々な艱難を経て世に出た「作品」を、私らはアアでもないコウでもないと評価している。
そういうクリエイターらの言い訳ともとられかねない苦労話など「お客の考える領分ではない」のは百も承知だ。
だが、この「映像研」を観ると、創作の面白さや苦労、それを形にする行程、クリエイターの息遣いまでもが急に愛おしくなるのだ。
「映像研」のメンバーにも、そして「映像研に手を出すな!」に関わったすべてのクリエイターたちにも、感謝したい。
ただただ、面白かった。
2. 非常に点数が迷ったですが
8.5ぐらいな気分でした。
.. >(続きを読む)[良:1票]
2. 非常に点数が迷ったですが
8.5ぐらいな気分でした。
今になって0.1の粒度にしなかったことを
結構後悔した作品とも言えます(システム変更したくなる)
まぁ、それでも非常に楽しい作品で
湯浅監督独特の画作りが
イマジネーションを強烈に刺激するので
制作意欲が増す感じでもありました。
絵的に面白さは当然ありましたが
地味に良かったのが声優陣やキャラクタ個々の性格ですね。
しかしよくぞ伊藤沙莉さんをあてましたね。
声優として違和感ないどころか
浅草氏のクセのある感じがしっかりでていたと思います。
ってことで8.5点で[良:1票]
3. まず、原作コミックの世界観をとても丁寧に映像化しているなぁと .. >(続きを読む)[良:1票]
3. まず、原作コミックの世界観をとても丁寧に映像化しているなぁと感じた。
アニメを作るお話という事で言えば「SHIROBAKO」がまず思い付くが、この作品は高校の部活動におけるアニメ制作を描いているので前述の作品とはまた全然違ったアプローチで楽しめる。
とにかく、高校生が部活動でしかもほぼ3人でアニメを作るというのは時間的にも効率的にも凄い大変なんだなぁというのが伝わってきた。
満足がいく作品を作るにはクオリティを追求しなければならないが、その為には絶望的に時間と人手が足りず、どこを妥協してどこを残すのかといった彼女達の葛藤が分かってその辺は凄いリアルに感じられた。
その一方でこのアニメが面白いのはやはりキャラクターの魅力にあると思う。
物語を生み出す浅草氏の想像力。
金森氏の交渉術と掌握術と金もうけ術(笑)。
水崎氏の動画の技術、広告塔としての役割。
それぞれのキャラクターが自分の役割をしっかり把握してどうすれば良いアニメが作れるか全力で動いている点が素晴らしい。
まさにこの3人だから作れた作品なのだなという説得力を感じた。
さらには脇を固める人物も曲者揃いで楽しい。
音響担当の百目鬼。高圧的な生徒会の面々。ガチ過ぎる警備部。自由過ぎる顧問。厳しいが日曜に花に水をやりに来る教頭。などなど…。
また、街や学校が迷路のような世界観もとても楽しい。そこで浅草氏が日常からふとした事で想像力を広げてアニメに取り入れて行く様は視覚的にもイマジネーションに溢れており、この辺は湯浅監督ならではの演出だなぁと感じられた。[良:1票]
4. <ネタバレ>そもそも湯浅氏は大贔屓の監督ではあるのですが、本作も大当たり .. >(続きを読む)[良:1票]
4. <ネタバレ>そもそも湯浅氏は大贔屓の監督ではあるのですが、本作も大当たり!湯浅監督の真骨頂とも言えるイマジネーション豊かな世界観と見事なアクション、そしてメッセージが深く強く伝わってくる物語もさることながら、本作最大の長所はキャラクター造形と考えます。誰だって電撃3人娘に惚れるでしょうよ。特にお気に入りなのは、浅草氏の伊藤沙莉ちゃんの声(何話目かな?河童と間違えられて『ヒトである』がツボ)、そして金森氏。あの声、あの歯がもうチャーミングでたまらんのですよ。彼女たちは、高校生にして天職を手に入れたのは間違いなく、このままアンタッチャブルに、いやあらゆるシガラミをすり抜けて(金森氏が居れば大丈夫だ!)世界に羽ばたいて欲しいと切に願うものであります。[良:1票]