1. 最近のごちゃごちゃしたアニメにはない静かな雰囲気。原作同様9 .. >(続きを読む)
1. 最近のごちゃごちゃしたアニメにはない静かな雰囲気。原作同様90年代の空気感をうまく再現しているように思う。
さて内容についてだが、かなりモタモタした恋愛物語であると言える。くっついたり離れたり、はっきり態度を示さず、どっち付かずなキャラクター達。
カラスを肩に載せたハルという女の子がとてもミステリアスな魅力を放っており、彼女が居る事でこの物語は成り立っていると言っても過言ではない。(原作に比べてカラス率が低いのは何故?)
そんなハルと憧れの品子という2人の女性の間で揺れ動く主人公の物語だ。
男女の間で友情は成立するのかというテーマもあり、彼女でも無いハルがリクオを振り回して行く様はとても微妙な関係性に写る。はっきり好きではないと言わず態度を保留するリクオはずるくもあった。
しかし、そういう曖昧な人の気持ちを丁寧に描いた物語であり、最終的に彼らの気持ちが何処へ向かうのかが興味深い作品だ。
とにかく大好きな原作の雰囲気を損なう事無く、ここまでの完成度でアニメ化された事は素晴らしいと思った。
2. <ネタバレ>ちょっと前の世代のスマッシュヒット作を、ここまで丁寧にアニメ .. >(続きを読む)
2. <ネタバレ>ちょっと前の世代のスマッシュヒット作を、ここまで丁寧にアニメに落とし込め…るモノなのかぁ?ちょっと驚愕でした。
小林親弘の主人公起用は「すこしオッサン過ぎないか」とも思いましたが、これがハマリ役で、また驚愕。
「いったいドコの制作だぁ?」とスタッフロールを見てみれば、なんと動画工房。またもや驚愕。
そして監督は「未確認で進行形」や「プラスティックメモリーズ」の藤原佳幸!「こんなアニメも出来るのか!」と驚愕。
そこはかと驚愕に満ちた爽やかなアニメでした。