1. 野島伸司といえば「ひとつ屋根の下」とかが有名ですが、僕は「高 .. >(続きを読む)
1. 野島伸司といえば「ひとつ屋根の下」とかが有名ですが、僕は「高校教師」とか「未成年」とかのうつ展開のダークな野島作品が好きで、結構ハマってました。そんな野島伸司が初めてアニメをやるってんだから、そりゃ観るでしょ。物語は友達が自殺して引きこもりになった14歳の女の子が主人公です。で、全体をザックリ説明すると、4人の女の子たちが、それぞれ背負うモノのために異空間でモンスターと戦う女の子達のバトルもんです。まどマギっぽいです。でも戦い以外の日常パートでの彼女達の交流が、14歳の女の子の危なっかしさ感があって、非常に野島伸司っぽい世界観になってまして、1話目からのめり込んでイッキョ見してしまいました。あと、異空間でのバトルでも、ボス級モンスター以外に雑魚モンスターが沢山出てくるんですが、こいつらの名前が「ミテミヌフリ」。ミテミヌフリは、主役たちがボス級を倒して目立っていくとレベルアップして「アンチ」になります。こーゆう細かいメタファー的な部分も面白いなーって思いました。4人の主役たちの戦いも、それぞれにスタイルがあって、決め台詞なんかもあったりして、そこがカッチョよく、特に14才の女の子ながら天才社長である青沼ネイルの「私があなたの度肝を抜く」って決め台詞、しびれます。全話メチャメチャ面白かったのですが、1つだけ残念な点があります。どう考えても未完なんです。恐らく、なんらかの事情で12話で収まらなかったと思うのです。あらたな強敵が現れ、全体の謎に切り込み、いよいよこれからって所で終ってるんです。だから今年の6月に、特別篇が放送されるそうです。そこでちゃんと着地できれば、10点かな。でも着地以外は面白かったので7点です。