<ネタバレ>「狼と香辛料」がミクロ経済学なら、この「まおゆう」はマクロ経 .. >(続きを読む)
<ネタバレ>「狼と香辛料」がミクロ経済学なら、この「まおゆう」はマクロ経済学。
要するに、ファンタジー世界の魔族と人間との戦争を、経済学やら政治学やら文化人類学やら農学で収めてみようと企む魔王と、その手練に感服してしまった勇者の甘めの冒険譚。
監督は、狼と香辛料と同じく高橋丈夫。キャストも、狼と香辛料のメインキャストである福山潤と小清水亜美。
魔族と人間、戦争と平和の関係性を「ちょっとナナメウエの俯瞰」で描かれた世界観を、高橋丈夫らしい手腕でキッチリと作り上げられている佳作。
ファンタジー作品としても学問モノとしても観応えある作品で、キャラクターも魅力的なのですが、奴隷少女が裁判でアジる「人間宣言」は、胸熱。
二期を期待しているんですが、もう五年。ないのか二期。残念ながら、二期がないならちょっと̠マイナスポイントだなぁ。