1.マンガをものすごく馬鹿にしていた自分が完全にはまった作品。
一つ一つの短編としての完成度が高い。そして、ド迫力なクライマックスと同時進行で物語の伏線を回収をし、一つの壮大なサーガが紡ぎだされるのは圧巻。読者サービスをしっかりしているのも印象的。
これほどの構成力を持った作品は小説や映画を見ても稀有だろう。
また、名シーン、名セリフが多いのも読みどころの一つ。(なかなかリリカルで泣かせる。)
どうも、藤田氏はほかの漫画家とは違うことを語っているような気がする。しかも、薄っぺらさが感じられないほど真剣に。