2.ジョジョは特に擬音や漫画の描き方が独特で、特に台詞のかっちょよさはほんとうにしびれさせてもらいましたが、俺はやはりここに登場するスタンド(超能力を視覚化してキャラ設定したもの)が一番のお気にいりです。スタンドの名前を実在する音楽の人や題名から持ってくるってのもなんだか統一感があっておもしろいですが、その変わった能力のぶつかりあいも楽しい。そのスタンドの形も、生物感があるものや、ロボット的なもの、人間的なものや、形のないものなど、様々で、このスタンドのアイデアを考えた時点で、この漫画は、もう一生続けられるほどのおもしろさを得たんだと思います。ドラえもんの秘密道具に似た感じですかね。お笑いではガキの使いのハガキのコーナーみたいな感じですかね。永遠に続けてもおもしろいシステム。ただし、スタンドだけではやはり続かない。この漫画はそれをおもしろく見せる技術もかなり独特な風味で、これにはまると中々抜け出せないんです。スタンドも最初は単純な感じの奴らですが回が進むにしたがって、かなり複雑で怪奇な奴が登場します。ただ第1部と第2部はスタンドが登場しないので、俺は最初はこの漫画そんなにおもしろいとは思いませんでした。特に好きなのは、ジョルジョ・ジョバーナが活躍する第5部です。アッバキオの同僚のくだりの台詞はほんと心に響きました。今でもスティール・ボール・ラン編で、連載は少年ジャンプでなくなりましたが、続いております。