1.いい話ではあるんだけど、全体の八割が同じようなストーリー展開(誤解→ケンカ→和解)で構成されているので、少々辟易させられた。ワンパターンのお話で無闇に連載を長期化させるのは高橋さんの悪い癖だ。あまりのまどろっこしさにイライラが臨界点を超えたこともあり、やや減点(しかし四谷さんの妖怪ぶりに加点)。
今読むと当時の感覚とのギャップが大きくて面白い。携帯電話が存在するか否かでラブストーリーの展開ってずいぶん変わってしまったんだなあ。あと、二人きりになるとすぐに「押し倒す」という発想が出てくるのがけっこうな違和感。