1.もーすぐこれの映画やね。モンスターもそーやけど、この人のこの種類の漫画って、めっちゃ先が気になる作りで、一度読み出したら、最後まで読まな気がすまない感じになってまして、多分、連載中は読んでる人はモンモンしっぱなしやったろーな~。罪深いわ~。だからこそ結末にはすごい期待がかかるんやけど。内容の方は少年達の考えた荒唐無稽のお話が彼らが大人になった時、現実になってゆき、世界がドンドン危険に変ってゆくって話。そして彼らは子供の頃の思い出を頼りにその世界を正しい方向に戻そうと奮闘する。現実の事件はだいたい子供の頃の思い出がキーポイントって所がミソ。モンスターと同じで様々な人々が代わる代わる主役になり、いくつものエピソードがおりかさなって物語が進行する。ちなみにこのシリーズは22巻までだけど、話は「21世紀少年上下巻」まで続き、そこで一応結末を迎える。ともだちの正体も一応わかる。ただし、後半は多くの期待値が上がった人を落胆させてしまう。後付け設定が後半にかけて多く登場し、細かく読むと前半と整合性がとれてない部分がありすぎるからかな。長くやりすぎたんやろな。俺は適当に読んでたからか、そんなに気にならんかったけど。謎もほったらかしな部分もあるけど、それも別にいいかなって感じで、最後までそこそこ楽しませていただきました。てゆーか終わるのがちょっと淋しかった。なんてゆーか物語を追ってる途中が好きやねん。だから結末に特に不満はないです。ただ、後半はやっぱ、強引って感じはある。それにしても、子供の頃の思い出って人によって都合よく変わってたり、その人は鮮明でも他の人は忘れてたり、そして意外と忘れてる部分が多かったりして、俺も思い出してみたけど、あれはどーなったやろ?って所が結構あったりして、現実の思い出もこの漫画みたくすっきりしない。