1.正直子どもの頃は「ジャンプから消えてしまえばいいのに…」とか思ってたけど、これはこれでいいマンガなのかもしれないと最近になって思えてきた。個性豊かな生徒が大勢いて、それぞれを主人公に配置できるという設定の強みがあり、ジャンプには珍しい一話完結型で連載が続いたタイプ。今文庫を立ち読みしたりすると、けっこうエグイ。見開きで怖い絵をドーンと見せる演出とか上手いし、哀しい話は今のジャンプでは珍しいくらい重かったりする。ていうか眠鬼……いろいろな意味で記憶に焼きつくマンガだった。いい意味でも悪い意味でもいい加減なところがあるから、完成度うんぬんをいえば苦しいところもあるけど、子どもの頃の思い出に残っているのは間違いない。良作? かもしれない。