1.《ネタバレ》 ストーリーはこれといって目新しいものはない。主人公と下宿人面々、特に目立たない主人公に、やたらとけんかの強い親友。そして、予想外につきあうようになった学園のマドンナ(死語(笑)とのラブストーリー。どのコンセプトも、80年代当時からありがちだったと思う。ともすれば、退屈なストーリーに陥りそうな舞台設定を、作者の丁寧な作り込みとテンポのよいギャグで、新鮮味を失わせないパワーがあったように思う。
べたなストーリーでも、決して嫌みにならずさわやかな読後感を味あわせてくれる良作。わたしの青春時代に深い思い出を作ってくれたこの作品に8点を献上(^_^)