5.《ネタバレ》 一部が育児を通しての養育者の覚悟、二部が本能的に家族に対する家族以外の愛情を覚えてしまう少女の覚悟を描いたのかな、という感じがします。ちょっと二部については急ぎすぎているきらいがあるにだけど、ラストでダイキチが語るりんを引き取ると決めた時のりんの姿に実はダイキチの感情点がりんと同じ位置にあった事に持って行ったのは良かった所だね。 【奥州亭三景】さん 8点 [全巻 未読](2011-10-09 11:19:46) |
4.《ネタバレ》 第1部ののほほんとした平坦な作風で描かれる微笑ましく時に現実的なストーリーがいいです。ただ、第2部は・・・正直微妙かな。学園生活の雰囲気が作風に合っていない感じがします。また、りんとコウキの恋愛も全く応援する気になれません。肉食系ヘタレキャラと化したコウキが完全に嫌いになりました。 【マイカルシネマ】さん 7点 [全巻 未読](2009-06-01 03:14:06) |
3.第1部大吉の生き方に勇気をもらう(9点):第2部6巻登場人物がうまくうごいていないと思う(6点):7巻ぐっと面白くなってきたぞ(8点):8巻そうきたか、そうくるよな、予想できたこととはいえ予想外(9点)→8点 【みんな嫌い】さん 8点 [全巻 未読](2008-11-22 08:11:58) |
2.ひとり暮らしの男が突然小さな女の子を引き取ることになる――って自分と置き換えて考えてみると滝のように汗が出てくる状況ではあるけれど、この作品では必要以上に深刻な雰囲気にはならない。育児というととにかく大変なイメージが強調されがちではある。覚悟すべき責任や労力に触れつつも、楽しいこと面白いこと、感動することもたくさんあるんだよ、とやんわり諭してくれるこうした作品は貴重だと思う。育児というのは特別なことではあるけれど、でもまぎれもなく日常の生活の一部であって、他のことと同じように楽しまなきゃもったいないのだと、教えてもらっているようだ。女の子も(最近の萌え系とはまったく別の意味で)とても可愛くて、読んでいて気持ちがなごむ。 【no one】さん 8点 [全巻 未読](2008-05-31 20:31:06) |
★1.三十過ぎの「大吉」と、小学生になったばかりの「りん」。育児経験皆無の大吉が毎日をイッパイイッパイになりながら、日常をクリアしていく。
大吉がりんに見せているのは不器用ながらもキチンと人間と向き合う姿勢だと、思う。そんな大人の義務感と、ささやかで父性愛っぽい何かで大吉はりんと向き合い、りんは育つ。
同じ三十男として、読後に私も頑張らなきゃな、と、思う。独身者としては気軽なエールしか送れないのだが。涙笑。
5巻からは、まさかの10年後編(?)スタート。ますます目が離せない展開になってきました。
蛇足ながら考えるのが、「うさぎドロップ」のタイトルの意味。今のところ、意味はよくわからないが、何となく雰囲気は「うさぎドロップ」ですよね。 【aksweet】さん 8点 [全巻 未読](2008-05-27 23:31:23) |