5.ハチクロの時は少々読みにくいと感じていましたが、これは同じ少女漫画の手法を多用しながらも実に読みやすい漫画だと感じています。将棋を扱った漫画としては「ハチワンダイバー」程ではありませんが、プロ棋士の姿を漫画的に実に良く表現し、彼らの活動を描いているように感じました。 個人的には二階堂の姿を見たときに村山聖九段を思い出し、どうしても子供の頃の対局のシーンは涙せずにはいられないんだけどね。そんな所も含めて、この漫画は好きですね。 【奥州亭三景】さん 9点 [全巻 未読](2011-06-13 17:35:52) |
4.《ネタバレ》 2007年で1番のコミックではないでしょうか。ハチクロであったように、この作者はいつどこでキャラクターをどん底に突き落とすか分からないので、アニマルで読むたび「今回じゃなかろうか」とハラハラしています。この人の作品はこの人の苦しみも同時に紙面から伝わってくるので、いろんな意味でストレスのたまる(笑)作品です。 【烏竜茶】さん 9点 [全巻 未読](2010-09-22 22:21:54) |
3.ウミノ作品は「キャラクター」の心情表現が面白く、将棋というイササカ・マニアックな世界を描く上でもそれらが発揮されているという点に、まず驚いた。将棋漫画の原作やプロ戦の麻雀対局、競馬予想コーナーなどでチョコチョコと名を見る先崎学がバックについているのも、興味深い。ちょっと目が離せない作品である。 【aksweet】さん 7点 [全巻 未読](2008-12-16 00:51:29) |
★2.お話そのものは面白いし、心を振るわされる部分が多いのですが、主人公の人格の輪郭が十分描けていないように感じております。 【みんな嫌い】さん 7点 [全巻 未読](2008-12-14 09:41:09) |
1.登場人物たちの仲良しこよしぶりは前作と同じだけど、今回はより悲惨で過酷な要素が前面に出てる感じ。棋士や数学者という仕事は論理的思考を極めようとする孤独な戦いでもあるから、ある意味アーティストに似たところがある。はぐちゃんの背負っていた苦痛をより鮮明な形で体現しているのが本作の零だと思う。一人で歩くことをどうしようもなくさだめられてしまった人間、というか。
まだまだ序盤の序盤、これからの展開を楽しみにしています。 【no one】さん 8点 [全巻 未読](2008-04-24 21:20:27) |