★1.松田一輝の超絶野球漫画。その突き抜け具合から「アストロ球団」とよく比較されますが、あちらが「超人」と言っても生物学上は人間なのに対し、こちらは本物の超人です。 球速は時速500km/h~マッハの世界で、最終決戦は絶海の孤島に特設されたホーム~ピッチャーズマウンドが100m、ホーム~外野スタンドが600mという巨大球場で行われます。少年漫画の王道を行く迫力の絵柄で、他にちょっと無い奇天烈な展開は読み応えあります。 残念なのは、9人の超人が参集していく経移や、巨大球場での死闘がえらくあっさり描かれている事。9人中半分以上は「何ィ!?」くらいしかセリフ無かった気がするし、最後の死闘は1巻分の長さにも満たない。この辺をもっとじっくり丹念に描いてくれたら、マンガ史に名を残すような格段に面白いものになっていたでしょうに…。この辺りは掲載誌がマンガ誌でない事が関係してるのかも知れません。惜しい。 【番茶】さん 8点 [全巻 読破](2015-01-18 22:37:59) |