1.気楽に楽しめる大学を舞台とした四コマもの。各タイトルがオチに繋がっているのが絶妙に上手い。マンガ内での時間の経過がいったんは停滞するもののちゃんと卒業まで続くので、ゆるゆるとドラマ性も生まれ、さりげなくいい台詞があったりして軽く感動してしまう。『ここだけのふたり!』や『あずまんが』でもそうだけど、登場人物がきちんと年をとっていくのを見ると、少し寂しい半面で登場人物へのいとおしさがいや増していく。地元ではまったくないけど千葉のローカルネタも楽しく、読み終えたあとではマザー牧場とピーナッツに妙な愛情すら持っていた(笑)。
ちなみに無駄にインパクトが強かったのはファンレターに対する著者の返答コーナー。津田沼さんと結婚したい、という女性ファンを「こんなもん言ってみりゃ紙とインク。現実見なさい」とあっさり切り捨てていた。いや、そうだけど、それをあんたがいったらお終いでしょうが。