1.《ネタバレ》 夜叉八将軍編、聖剣戦争編、風魔内乱編と、いつも出だしは好調だが段々グダグダになってしまう所が難。夜叉八将軍編のプロットは、古くは「甲賀忍法帖」(バジリスク)、「伊賀の影丸」、最近では「バトルロワイアル」もこの系統か、様々な異能者が最後の一人を賭けて争うという展開が見所。なのに本作の場合は味方が半数以上も生き残ってしまう。これが次の話に生きてくるというわけでもない。従ってこの手の話としては出来は今1つなんだけど、やはり作者の持つ独自の雰囲気は何物にも代え難いので、やや高得点。 現在、違う作者によるこの続編が連載中で、絵柄や設定など原作の世界観を引き継ぎかなりイイ感じ。しかし細かな描写や独特のコマ割、ネーミングセンスなどでやはり醍醐味が足りない気がする。願わくば車田氏によるリライトを・・