★5.《ネタバレ》 『20世紀少年』だと思って読み始めたらいつの間にか『つげ義春』になっていたという感じ。 読み手が願っているようなハッピーエンドなど吹っ飛ばし、物語は暗い方へ暗い方へ、悲しい方へ悲しい方へ、ネガティブな方へネガティブな方へ突き進む。どうしてこうなった。いや、作者は最初から計画していたのだ。恐るべき鬱漫画。最後は読み進めるのが苦痛なほど悲しい。最後まで読み終わり、コミックス最終巻のカバーを外して出てきた画を目の当たりにした時、涙がこぼれました。 【ヴレア】さん 9点 [全巻 読破](2014-07-04 18:46:05) |
4.《ネタバレ》 実にきれいに背景が描きこんである。(でも、さりげなくコピー使ったり)それなのに主人公のプンプンはあの記号みたいな絵。確かに思春期はリアルに描くとグロい世界になるかもしれない。でも魅力のない主人公に感情移入するのは大変だ。そこを愛子ちゃんの存在が救っている。それなのに・・・「ソラニン」で一気にこの作者のファンになりました。このマンガで描かれている世界の空気は、よくできた邦画でも感じられる空気だ。この作者、タダモノデハナイ。 【トント】さん 8点 [全巻 未読](2009-12-04 21:48:51) |
3.私には、「来るもの」がない。 【みんな嫌い】さん 5点 [全巻 未読](2008-10-11 13:21:25) |
2.この作品を読んで、改めて「漫画」という鉱脈の無限さを知る。浅野いにおは、今、一番凄いコトをしている漫画家なのかもしれない。 【aksweet】さん 10点 [全巻 未読](2008-06-28 22:41:07) |
1.今さらながら漫画という表現の奥深さを思い知らされた。一見して超シュールな世界観でありながら、突き刺さるようなリアリティがある。とくに2巻、もはや切ないという言葉で語り尽くせる次元じゃない……。
まだまだ序盤のようですが、完全にノックアウトされました。 【no one】さん 10点 [全巻 未読](2008-04-20 13:08:46) |