2.《ネタバレ》 子供の頃TVアニメで放送していたのを微かに覚えています。7つ上の姉が高校の時に漫画を描いており(当時)石森章太郎先生の「マンガ家入門」と言うのを持っていました。そのときに「この人が佐武と市」を描いたのだと教えてくれました。あれから数十年経ち、ふと「佐武と市」とはどんな話だったのかが急に気になり出し、何故かアニメDVDを買ってしまいました。か、かっこいい・・・あえてモノクロで作られたと言うこのアニメ、ちょっと佐武やんがヒーロー過ぎる。と言うことで原作を購入(こっちが先だろ!)
素晴らしいの一言ですね。佐武と市の人間臭さ、犯罪者たちの影、貧しさや町人であることの理不尽さ。でもそれは江戸と言うコミュニティの中で温かみをもって描かれています。見開きでの海や、吹雪の描写は圧倒的で、ネームがなくても描かれている世界観を読み取ることができる。みどりちゃんと言う子がいながら、ちょこっと色っぽいことをしちゃう佐武ちゃんも大人の今なら許せます(笑)