1. クレヨンしんちゃん
これも小学生の頃に始まったアニメがブームになった影響で読み始めた漫画。青年漫画とは知らなかったので単行本の1巻を読んだ時にルビがないのに驚いたが、3巻からアニメの視聴者(子供)が読むことを意識したのかルビがふられるようになった。アニメでは重要エピソードとして描かれたみさえの友人おケイの結婚エピソードやひまわりの誕生をアニメの設定をそのまま漫画に持ち込むことで、漫画ではそのエピソード自体をバッサリ描かないなどちょっと異色な面もある作品だが、青年漫画だけあってゴールデンタイム放送のアニメでは絶対にやらないようなきわどい描写やブラックな一面があり、映画を見始めてからはときどき入る映画のパロディーも面白く、気がついたら完全にアニメとは別物として楽しんでいた。また、感動的な深い人間ドラマを描いたエピソードも多く、この漫画がただのバカなギャグ漫画ではないことを実感する。もう何年も読んでいないがテレビのアニメシリーズよりも原作のほうが好きだ。 9点(2007-10-12 21:24:37) |