1. AKIRA
最初読んだ時、金田の下の名がアキラで、彼がしまいに超能力で戦うお話かと思って読んでました。なのにずっとテツオの超能力ばっかがメインで、しかも金田は一応主人公だけどアキラじゃないし。超能力まったく使えないし。なんなんだよアキラってって読んました。内容の方は超能力をメインに、近未来の日本を舞台に繰り広げられる若者たちの青春活劇。超能力、近未来、東京、若者、それらの要素が、当時、すごく新鮮で、しかも絵がかなり細かく、当時はこんな緻密な画で、最後までいけるの?ってちょっと心配したくらい。そして超能力の表現が、コワかっちょいいー。バイクもかっちょいー。あんなバイクに乗りたいな~と色々ワクワクして読んでました。最後まで飽きさせない展開で、今、読んでも、てゆーか、今の方が逆にあってるかもなエンターテイナー作品。六冊ですけど、本がでかいので、ボリュームは結構あります。 10点(2008-08-12 23:32:50) |
2. 童夢
前半は宮部みゆきのサスペンス小説ッぽい感じ。猟奇的な事件、それを追う刑事の構図はありふてるけど、描写も細かくみやすいので退屈じゃなく、先が気になる展開。現代の日本の団地が舞台なので身近でリアル感もある。後半はいっぺんして、大友克洋お得意分野のアクション。一巻だけなのですぐに読んでしまうけど、読み終わった後は、一つの良質なSFサスペンスアクション映画を観た気分になれる。そしてまたしばらくして読んでしまう。 10点(2008-08-11 18:39:12) |
3. ベルセルク
ゴッドハンドは明らかに「ヘルレイザー」の魔道士の影響をうけまくってますが、こんなに絶望的なファンタジー漫画もそうはないです。だた、今振り返っても、おもしろかったのは3巻から14巻の黄金時代編。この頃の絶望と悲壮感はただもんじゃない。特に後半の使徒や蝕の圧倒的な怖さは昔読んでトラウマになった「デビルマン」を思い出すくらいに絶望的だった。ところが、最近は仲間が出来、ガッツの周辺が安定してきてるのと、使徒がインフレ化し、しかもそれ以外のモンスターが多数登場し、魔法の概念が出てきたので、よりファンタジー色が強くなり、異形のものの怖さが薄れてしまったので、ちょっと退屈になってきました。ガッツもワンパターン化してるし。絶望感もそんなにないです。普通のファンタジーっぽくなってきました。この先はどーなるかまだわかんないですけど、初期の絶望的な展開を見せるのか、それだけに期待。ちなみに評価は3~14巻に対してです。今は5点くらいです。 10点(2008-08-11 17:59:12) |
4. ジョジョの奇妙な冒険
ジョジョは特に擬音や漫画の描き方が独特で、特に台詞のかっちょよさはほんとうにしびれさせてもらいましたが、俺はやはりここに登場するスタンド(超能力を視覚化してキャラ設定したもの)が一番のお気にいりです。スタンドの名前を実在する音楽の人や題名から持ってくるってのもなんだか統一感があっておもしろいですが、その変わった能力のぶつかりあいも楽しい。そのスタンドの形も、生物感があるものや、ロボット的なもの、人間的なものや、形のないものなど、様々で、このスタンドのアイデアを考えた時点で、この漫画は、もう一生続けられるほどのおもしろさを得たんだと思います。ドラえもんの秘密道具に似た感じですかね。お笑いではガキの使いのハガキのコーナーみたいな感じですかね。永遠に続けてもおもしろいシステム。ただし、スタンドだけではやはり続かない。この漫画はそれをおもしろく見せる技術もかなり独特な風味で、これにはまると中々抜け出せないんです。スタンドも最初は単純な感じの奴らですが回が進むにしたがって、かなり複雑で怪奇な奴が登場します。ただ第1部と第2部はスタンドが登場しないので、俺は最初はこの漫画そんなにおもしろいとは思いませんでした。特に好きなのは、ジョルジョ・ジョバーナが活躍する第5部です。アッバキオの同僚のくだりの台詞はほんと心に響きました。今でもスティール・ボール・ラン編で、連載は少年ジャンプでなくなりましたが、続いております。 10点(2007-10-29 13:31:52) |