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プロフィール
コメント数 6
性別 男性
自己紹介 評価の基準は、自分が何回も見たいと思うことと、他の人にぜひ見てほしいと思うことです。8点以上は、ほぼ全部2回以上見ています。画像の豪華さは評価にあまり関係なく、脚本重視。アニメとコメディに若干甘いかも。それと、昔見た作品を記憶でレビューすることはしていません。原田知世版の時をかける少女は、当時の評価なら10点ですが、今の若い人に見てほしいとは思わないので、レビューしていません。
漫画レビュー始めました。映画と違って、つまらない作品は途中で投げ出すので、基本、面白い作品しかレビューしません。そのため、レビューの平均点は高くなります。

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1.  SLAM DUNK
史上最強の漫画。そう言い切っていいだろう。 連載が終わって20年以上。もちろんアニメもやってないのに、ちょっと大きな本屋では、未だに連載当時そのままの姿で並んでたりする。 こんな恐ろしい漫画は今まで見たことないし、これからも出ることは想像できない。  さて、この漫画の最終31巻をほめる人が多いけど、実は連載初期から抜群に面白いと思う。 この漫画がバスケのみになるのは9巻からだけど、連載開始からそれまでおよそ1年半。 少年ジャンプという、最も人気に厳しい雑誌の連載だから、つまらなかったらそこまで続くわけない。 というより、その頃にはすでにジャンプの看板になっていたと記憶している。 自分がリアルタイムで読み始めたのも、ちょうどその頃。理由は「断然面白いバスケ漫画がある」という噂からだったし。  この漫画が抜群に面白い理由は、8巻までのヤンキーバスケ漫画時代を長い長い伏線にして、主人公・花道の心を成長させたことにある。 スポーツ漫画の世界では、心技体のうち、技はうまくなって当たり前、体も大きくなることはままある。 しかし、心は成長しない。 心を成長させるっていうことは、キャラが変わってしまうということであり、人気のある漫画ほど許されないから。 そういう意味で、この漫画は奇跡。 おまけに、巻が進むごとにどんどん絵が上手くなっていくからたまらない。 それから、よく読むと、ほかのチームメイト、特に赤木なんかは最初よりはるかに大人になってくる。 だから泣ける。  もう一つ、この漫画を驚異と思うのは、次から次へ魅力的なサブキャラが出てくること。 だから、陵南VS海南大附属なんていう、主人公が出てこない回を1巻分続けても、まったくテンションが落ちない。 こんなことができた漫画も、自分は他に知らない。 ちょっと笑えるのは、「次から次に出てくる魅力的なサブキャラ」は、全員男子だということ。 女子キャラは、最初の1巻でもう終わり。 そして、魅力がないからどんどん影が薄くなる。 もし、スラダン好きで「一番好きなキャラは晴子」という人がいたら、ちょっと人間性を疑ってしまうなあ。 対戦相手も全て男子校と思われる。だって客席でさえ、他校の女子生徒は描かれたことがないから。  最後に、この漫画のライバルを挙げておきたい。 漫画にはライバルがいないから、小説から二つ。 司馬遼太郎「竜馬がゆく」と、山中恒「ぼくがぼくであること」。 どちらも少年の成長譚。販売部数はスラダンの足元にも及ばないけど、代わりに50年以上売れている。大きな本屋なら、今でも置いてある。 ちなみに、自分は後者の方が断然好き。
10点(2018-10-31 22:03:49)
2.  おれは鉄兵 《ネタバレ》 
一番好きな漫画と言っていいかな。 本棚をオーダーで作ったとき、この漫画31巻がピッタリ入るようにサイズ指定したし。 ちばてつやの代表作は、「あしたのジョー」ではなくコイツ。 そう思ってるのは、自分とちばてつや本人くらいかもしれないけど。  さて、この漫画は、ジャンルとしては剣道漫画という括りになると思うけど、剣道を始めるのはなんと4巻から。 3巻までは、山の中で父親と宝探ししていたけど、正直、あまり面白くない。 つまり、この漫画はつまらなかったから、後になって剣道漫画に路線変更したと言える。 連載打切りにならず、路線変更で続行できたのは、「あしたのジョー」で名声を得た直後だからだろうなあ。 でも、路線変更しようが新キャラでテコ入れしようが、つまらない漫画は普通つまらないままだ。 ところが、ちばてつやはここで恐るべき能力を発揮する。 剣道を始めた主人公・鉄兵の顔がどんどん活き活きしてくる。背も小さくなって可愛くなる。合間のギャグシーンが冴えわたる。 剣道って顔が見えないから、漫画にしづらいと思うのだが、まったくハンデにしない。 ちばてつやはこの頃、漫画家生活20年にもなってたはず。 そんなベテランでも、こんな奇跡が起こるんだから、漫画って面白い。  そんな、今読んでも抜群に楽しい剣道漫画は、29巻まで続いた後、関東大会優勝という中途半端なところで突然終わる。 その後は、また宝探しに戻ってしまう。 この宝探しは、3巻までほどはつまらなくないけど、それでも剣道に比べたら格段に落ちる。 だから当時は「なんでなんで?剣道に戻して!」って思ったけど、今読むと理由がわかる。 それは、ちばてつやが「剣道で描きたいことは全て描きつくしてしまったから」で間違いないと思う。  ところで、自分は「ストーリー漫画31巻限界説」を勝手に唱えている。 それは、この「おれは鉄兵」と、こちらも大好きな「スラムダンク」が、どちらも31巻で終わっているから。 31巻を超えて続けても、「漫画の熱っぽさ」は続かないものだと信じている。
10点(2018-03-21 22:59:05)(良:1票)
3.  ザ・ファブル
「もうダメだー」。レンタルした最新12巻を読んだ直後、そうつぶやいていた。 何がダメなのか? これまで何回か、このマンガをレンタルで読んでいたけど、もう全巻買わないと気が済まなくなったっていうこと。 このマンガが面白いってことはわかってはいたけど、休業中の殺し屋とヤクザなんてテーマだから、買って本棚に並べることには抵抗があった。 でも、面白すぎる。 特に、この12巻で見せた、9巻の伏線を回収する決めゼリフには、ちょっとゾクゾクって体が震えたし。  南勝久って、ここまでマンガがうまい人だったっけ? 自分の中では、「ヤンキー、車、暴力、女」っていう、いわばヤングマガジンのテーマに沿って、「ありきたりのマンガを描く人」っていう認識だった。 決してマンガが下手ではなかった(だからこそ前作は10年以上続いた)けど、かと言って、全巻買おうなんて思いもよらなかった。 床屋やラーメン屋にあれば読んでみるけど、店出たらすぐ忘れるような、そんな存在。 ただ、前作から「悪人を描くのがうまいなー」とは思っていた。 悪人がうまいと、ひどい目に合わされる女の子は本当にかわいそうだし、悪人をやっつける正義漢にスッキリする。  そのセンスがこの「ザ・ファブル」では爆発してる。 悪人は本当にあくどすぎるし、女の子はいくらなんでもかわいそうすぎる。 「これはひどすぎる」そう思った瞬間にちゃんと主人公は登場してくれる。 そのタイミング、センスの良さに脱帽。 日常時の主人公のトボけ方との緩急も絶妙。  まだ連載中だから9点止まりにしておくけど、大人向けエンタテイメントの現役最高峰だよ、これは。   <<2018/3/7追記>> 13巻が発売されて早速読んだけど、これまた凄すぎる。 ウツボ編の納得ラストと、その後のクリスマスパーティーで大笑い。 殺し屋の物語なのに、「平凡な日常がいかに貴くて大事なものか」なんてことを考えさせられる。 まだ連載中だけど、今のところ傑作中の傑作。 もう我慢できない。ケチらず10点に変更!
10点(2018-01-28 15:51:11)
4.  ベイビーステップ
昨年末、心配してた通りの形で連載終了してしまった。 この漫画のクライマックスは、どう見たって37巻タクマ戦だったから、その後どうなるか心配していた。 案の定、タクマ戦以後はテンション下がる一方だったから、今回の連載打切りも仕方ない。 タクマ戦できちんと終了していれば、漫画史に残る傑作だったのに、もったいない。  この漫画は、大人専用の少年スポーツ漫画だと思っている。 しかし、そんな漫画の市場は狭いから、漫画としての評価が高い割に、一般の人にはあまり知られずに終わってしまった。 「天才ではない秀才が、ノートをつけることを武器に、テニスの素人からプロを目指す」なんて漫画、自分も同世代だったらここまで楽しく読めなかったと思う。 しかし、その秀才らしい正しい努力がどんどん周りを巻き込んでいく展開がとても楽しかった。 そして、この漫画のもう一つの魅力は、女子キャラが個性的でみんなかわいいこと。 特にヒロインのなっちゃんは、自分の知る漫画では最高の女子キャラだった。 この女子キャラの魅力、書き分けは、作者が女性ならではと思う。 そのくせ岡田とか、男くさい個性派の男子キャラもなぜかうまい。  1巻から15巻までなら、文句なしで10点満点を付けられる作品。 しかし、連載漫画って、良作を良作のまま連載完了するって本当に難しいもんだよなあ。
9点(2018-01-21 18:02:46)
5.  銃夢
この漫画の大ファンだったが、ここ10年ほどはほとんど忘れていた。 それでも捨てることはできず、ちゃんと本棚には残っていた。 今回久しぶりに読み直したのは、大御所キャメロンによって製作費187億円と言われる超大作として映画化されたから。  久しぶりに読んでも、最初のうちは抜群に面白い。 SFのアイデアも面白いけど、なんといっても主人公ガリィが、幼女から思春期のように精神的に成長すると同時に、格闘技も、そして作者の画力も上がっていくからたまらない。 その興奮は、4巻、モーターボール編でピークを迎える。 ところが、その後はちょっと様子がおかしくなる。 そして7巻でケイオスなんて理解不能なキャラが出てきてからは、もうちょっとついていくのがつらい。 9巻でなんとか話をまとめて終わらせるから、読後感は悪くないけど。  ところで今回の映画のタイトル「アリータ」ってなんだよ?って思ったけど、9巻でちゃんと「アリタ」って名前が出てくる。 これはさすがに覚えてなかった。 キャメロンすげ~。 と思ったら、実は、海外版の漫画では最初から「Alita」って名前で売られていたそうな。 でも、こんな前半だけが抜群に面白い漫画をよく見つけて、よく忘れずにいてくれたもんだ。感謝。
8点(2019-02-20 23:09:03)
6.  沈黙の艦隊 《ネタバレ》 
男しか出てこない熱~い現代戦争・政治ドラマ(もう古いけど)。 このマンガの優れているところは、潜水艦の戦闘を緊張感を持たせて描いただけでなく、政治状況を克明に描いて見せたところ。 特に、16巻あたりの日本4党首対決は、4者4様の主張、政治闘争をリアル感を持って見せている。 自分はこの4人全員を好きになり、中でも一番好きな党首が首相になった。 これだけ見事な政治フィクションのマンガは、他にないと思う。 ただ残念なことに、連載当時、あまりに人気が出たために、20巻以降はどう見ても連載を引き延ばしたとしか思えない展開になり、つまらなくなる。 主人公は軍人なのに妙な政治思想を主張しだして、それが受け入れられるとか、アメリカ大統領が考えをコロコロ変えたりとか、まるで説得力がなく、とてもついていけない。 ただそれでも、大勢の軍人、政治家の熱い個性を描き分けた、絶対に忘れられない作品でもある。 かわぐちかいじって、実はいろんなジャンルのマンガを描いているんだけど、日本の軍事ものしか描いていない印象がある。 それは、この「沈黙の艦隊」を初めとした作品群が優れていて、強すぎる印象を残しているから。
8点(2018-02-04 18:51:45)
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