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三島由紀夫や稲垣足穂を、どこか感じさせるような、澄み切った表現力がある。萩尾望都や竹宮恵子の趣味としての同性愛を超え、新の意味でBLの描き手といえるのだろう(この作品はBLではないが)。設定にやや不完全さを感じる(これから謎ときがあるやもしれんが)のも、そう気にならないし、むしろうまく作っていると思う。タイトルがミスリーディングであるが、かといって、これ以上によいタイトルは思いつかない。 映画化でメジャー化することが、どういう影響をもたらすか、やや心配ではある。
【みんな嫌い】さん 8点(2009-12-23 02:04:40)
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