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ウルトラQ 25話[悪魔ッ子]

1966年【日】 第1シーズン[全28話]
平均点: / 10(Review 1人) (点数分布表示)
SFファンタジーシリーズものモノクロ特撮ものモンスタードラマ
[ウルトラキュー]
新規登録() 【アングロファイル】さん
タイトル情報更新(2020-01-09) 【かっぱ堰】さん
放送開始日(
放送終了日(1966-07-03)


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監督円谷英二(監修)
円谷一
梶田興治
野長瀬三摩地
飯島敏宏
満田[禾斉]
小泉一(特殊技術)
有川貞昌(特殊技術)
キャスト佐原健二(男優)万城目淳
西條康彦(男優)戸川一平
桜井浩子(女優)江戸川由利子
江川宇礼雄(男優)一の谷博士
田島義文(男優)関デスク
田村奈巳(女優)南極基地越冬隊員・久原羊子(第5話)
沢井桂子(女優)長谷川愛子(第8話)
荒砂ゆき(女優)アリーン(リャン・ミン)(第27話)(放送当時は「田原久子」)
石坂浩二ナレーター
脚本金城哲夫
山田正弘
上原正三
飯島敏宏(「千束北男」名義)
梶田興治
野長瀬三摩地
音楽宮内國郎
撮影内海正治
長谷川清
高野宏一(特殊技術)
佐川和夫(特殊技術撮影助手)
制作円谷プロダクション
TBS
放送局TBS
スーツアクター中島春雄ゴメス(第1話)/パゴス(第18話)
古谷敏ケムール人(第19話)/ラゴン(第20話)
その他清水喜代志(美術)
[24話] 第25話[悪魔ッ子] レビュー [26話]
平均点:5.00 / 10(Review 1人)
エピソード別レビューはネタばれレビューのみです

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1.《ネタバレ》 着ぐるみ怪獣は出ない。もともとシリーズの企画段階で想定されていた怪奇サスペンスドラマのイメージと思われる。
この回の脚本家はweb上の人物紹介で、脚本家の肩書だけでなく「性教育研究家」とか「フェミニズム活動家・性教育実践家」と書かれていたので、どういう物語になっていたのかと思って見た。しかしそういう方面というよりも、今でいえば子どもの権利に関わる話と取れる。

今回の基本アイデアについては博士が説明していたが、要はいわゆる幽体離脱に科学っぽい理屈を付けただけのようでもある。しかし線路の場面を見ると単純な幽体離脱というよりも、普段見えている "無邪気な天使" と別人格の "無邪気な悪魔" が離脱していたのであって、いわば二重人格の片方だけの幽体離脱に見える。最後はその悪魔が退治されたのではなく元に戻って、身体の中に天使と悪魔が同居する本来の状態になったと思われる。
そうすると、最後のナレーションで「リリーは悪魔っ子ではなかったのです」と言っていたのは妥当な見解とも思われない。ナレーションの別バージョン(初回放送版)では台本段階と同様に、子どもが罪を犯すのは本人の責任ではなく環境のせいだと説明していて、これが本来のメッセージだったはずである。要は悪い生育環境が子どもの中の悪魔を発現させるということだ。
台本によれば魔術師は実の父親ではないそうで、さらに「ママ」も不明とすれば、魔術団が孤児に衣食住を与えて働かせていた状態と思われる。魔術師は誠心誠意少女を世話していたようだが、やはり子どもを育てるにふさわしい環境ではなかったらしい。最後は少女も笑顔でハッピーエンド風には見えたが、基本は何も変わっていなかったということではないか。

なお台本を読むと、映像化の際の変更や省略により不都合が生じたところがあるのがわかる。例えば博士が「カタプレシー」と言ったのは「カタレプシー」(強硬症)の単純間違いだろうが、これは直前の公演内容を台本通りに映像化しなければ意味が通じない。
また中国人のチン(珍)とは少女の髪を褒めた人物のことだが、省略された台詞によればその後の練習中に事故で死亡したとのことで、その結果として翡翠の装身具が少女のものになったとされていた。なおこの珍が簡単には死なないと言った場面や、カメラマンの新妻が未亡人になるという笑えない冗談は、その後の展開を予告する不吉な台詞になっていた。
かっぱ堰さん [ブルーレイ(日本ドラマ)] 5点(2024-09-21 21:19:47)
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【点数情報】

Review人数 1人
平均点数 5.00点
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600.00%
700.00%
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