1.《ネタバレ》 良くできたドラマである。初めはとっつきにくかった。シビアないじめ、イケメン男子高校生が地味な同級生女子をプロデュースという格差的な設定、堀北真希の演技、つまり、根暗な女子高校生を演じるというより、根暗そうにしているだけの、演技ともいえない仕事ぶり、そのような違和感をマイナスしてもなお、引き込まれるものがあった。
亀梨和也と山下智久が頑張っている。ストーリーが意外な方向へ進む。ベタではない、ということ。修二(亀)と彰(山)と野ブタ。(掘)の関係が、微妙に変化していくのを丁寧に描いている。個個のエピソードが光る。告白イベントのシ-ンで、野ブタ。の頭上に、水を入れたバケツと花びらを入れたバケツが用意されている。どちらをひっくり返すかの決定権は修二(亀)が握っている。その時修二が水か花か悩むシーン、直前に起きるハプニング、結局、野ブタ。の頭には……。いつも泣いてしまうシーンだ。
夏木マリや高橋克実等の脇役も利いている。 忌野清志郎が不気味なオーラを出しながら出演しているのも見どころだ。
ありきたりでない爽やかな終わりかたも気に入っている。
2020.4.18
コロナはつらいけど、思わぬ褒美、喜びの再放送!
これが15年前のドラマ?亀梨君がかっこよく、忌野さんがいて、堀北がいて、戸田がいて。
これを機に再燃したらいいな、と思う。