1.CIAとテロとの戦いを描いたドラマ。「24」のスタッフが参加している。ただし、テロとの戦いとゆうテーマは一緒だが、「24」とは全く違ったテイストになっていて、どちらかとゆーと「24」よりリアリティーがあり、エロシーンも多めで、大人向けな感じに仕上がっている。もちろん「24」のような1話が現実の1時間と同じとゆうような特殊な演出ではなく、時間経過は普通のドラマと同じであり、「24」は1シーズンで一区切りだが、こちらは3シーズンで一区切りになっている。3シーズンで一本の映画のような作りになているために、このシーズン1では、まだまだ序章ってな感じで、淡々としていて、ハラハラドキドキで次がすぐに観たくなるようにはなっていない。しかし、シーズン2の後半からシーズン3にかけては怒涛の盛り上がりをみせ、派手なシーンも多くなり、静かなシーズン1を見てるからこそ、のめり込める衝撃の展開もあって、全体的にはかなり面白い対テロのスパイドラマのひとつと思える。このドラマの面白いポイントをあげると、それはもう主役のキャリーのキャラ設定である。女性のスパイなのだが、いわゆる典型的な女性スパイとは全く違ったキャラになっている。もっとゆーと典型的なヒロインとも違ったキャラ性である。テロを倒すためなら、どんなことでもするジャック・バウアーをもっと強烈にしたキャラで、さらには女の武器までも平気で使い、倫理観もへったくれもない。嘘も平気でつく。もっと変なのは、このキャラ、もともと重い精神病を患っており、薬がないと気が狂ったみたいに暴走しだすのだ。そのせいで、普段から異常にカリカリしており、見る人によっては、主役なのに好感がもてないかもしれない。だがしかし、スパイとしてはものすごく優秀、任務を達成するために、自分までもトコトン追い込むために、いつもボロボロのイメージである。口癖はジャック・バウアーでお馴染みの「クソッ!」である。このキャリー、最初は癖がきつすぎて、ついていけないのだが、途中から、彼女の凄さに見てるこちらは度肝をぬかされる。まー、シーズン4あたりではだいぶまともになるんやけどね。このシーズン1では、スパイドラマテイストより家族の日常的問題シーンが多めで、なんだか不倫ドラマを見てる感じではあるが、まー、シーズン2の終わりまでは我慢して欲しい。過酷なスパイ任務と恐ろしいテロ組織の不気味さがリアルなテイストで描かれ、それでいて、こちらの予想を裏切る展開に、先が全く読めない異色のスパイドラマ。おすすめである。