1.《ネタバレ》 主人公の男女の刑事が同じ部署、しかも付き合ってる、この設定にとてつもなくかるーい感じのユルユル刑事ドラマだと思い観始めたら、あーた、見事にハマりました。面白い。確かに、ドラマの最初の方はユルーイ感じの刑事ものなんすけど、そーはならない要素が1つありまして、それがもう1人の主人公、菜々緒演じる橘カラの存在です。タイトルにある通り、カラは完全悪女です。キャバ嬢ですが、サイコパスです。連続異常殺人鬼です。モンスターです。別の快楽殺人鬼にロープで首を絞められても、足で相手を殺すし、通り魔の刃物もなんなくかわします。そんなカラが木村文乃演じる猪熊夕貴と出会ったことで物語が動いていきます。カラは猪熊に事件を利用して、あの手この手でなぜか接近してきます。そんなドラマです。だから刑事ものにありがちな、1話1事件解決とかではなく、いや最初の方はちょこっとあるんだけど、徐々に各話がシームレスになっていきます。原作が漫画なので、リアルかと言われれば、うーんってなっちゃいますが、サスペンスとして僕は結構ドキドキして観ました。特に最終話近くは、もうドッキンドッキンでした。カラの秘密、なぜ猪熊に近づくのか、そして最後はどーなっちゃうのか、見ごたえ十分でした。1つありえないかなり重要な問題点もあるんだけど、そこはもう勢いで気にならないってゆーか、どーでもよくなっちゃいました。オープニングの歌の入り方もかっちょよくて好きです。