1.時効になった事件を趣味で解決する主人公、霧山が繰り広げるギャグ多めのコメディドラマ。しかし、無意味なギャグがしっかり捜査の伏線になっていたりして、ミステリー要素も多少は楽しめる(但し、多くの場合犯人は最初から提示されている)
エピソードごとに毎回違う人が監督・脚本を担っているというのもポイントであり、それぞれの監督によって特色が出ている為、時にコメディに振られていたり、時に感動的な泣ける話だったり、色んなテーマを楽しめるのも特徴である。
只し、それ故に当たり外れがあるとも言える。
個人的には三木聡監督の大ファンであった為、彼の監督した1、2、9話がお気に入りである。特に第1話のこれでもかというぐらいのシュールなギャグの詰めこみ具合は神懸かっていたと言える。
次いで良かったのは園子温監督のエピソードかな。
全話三木聡監督だったら間違いなく10点だったな。
この作品の魅力はやっぱり格好いいのにどこかヘンテコなオダギリジョーと、彼に恋する三日月君を演じた麻生久美子のツッコミとしての立ち位置。このコンビを軸に三木聡作品に欠かせない岩松了&ふせえりのコンビなど個性的過ぎるキャラクターがギャグを繰り出してくる面白さである。
あと、“誰にも言いませんカード“を犯人に渡すというのがお約束なのだが、これを受け取った時の犯人のなんとも言えないキョトンとした顔が毎回楽しいのである。
今ならAmazonprimeVideoにて会員なら無料で観れるので、今月から始まる新シーズンに向けて予習したい人はオススメである。