1.《ネタバレ》 大げさでなく、見て人生が変わったドラマ。少なくとも、生きていくことに対する考えを改めさせるような作品。
忙しい日常の中でついつい忘れがちになっている大切なものに気づかせてくれるドラマでした。それを暖かいユーモアにくるんで差し出してくれます。一見するとゆるいほのぼの系に思えますが、なかなかどうして辛辣なところもあります。全体として説教くさいのですが、そうした説教くさいセリフを通して、言葉の持っている大きな力を認識させられること大でした。
ややもすると生きにくいこの時代にあって、「生きていくのもまんざら悪くない」と思わせてくれるドラマです。それは今から振り返ると、木皿作品共通のテーマであるようですが。
個人的には、これ以上のドラマは今後出ないでしょう。逆立ちしてもこれ以上のものは現れそうにない、珠玉の作です。