1.《ネタバレ》 若手ディレクターと女子アナが協力して、苦難にあいつつも、連続殺人事件の犯人として捕まってる老人の冤罪をはらすってお話なんですけど、もう1話目から、面白さのオーラがあふれ出ていて、他のドラマとは一線を画してる感がヒシヒシつ伝わってきます。序盤では、主役の2人が、なぜ冤罪をはらすことに奔走することになるのかを実に自然に描いてて、のっけからドラマにのめり込まされます。特に目線を2人の主人公に絞ってる点がよくて、そのため裏に潜む闇がはっきりと浮き彫りにならず、そこが逆により不気味に思えて、ゾゾゾでした。音楽が入るタイミングなどの演出も素晴らしく、特に、後半、いつもへらへらしてるチーフプロデューサーの村井が、ニュースエイトに殴り込んくるシーンが最高でした。ヘラヘラしてた村井さんが実は一番熱い奴で、それを目の当たりにした、主役の長澤まさみの左目から涙ツツー、そして、そこにかかるテーマソング。なんやろ、観てるこっちも高揚しちゃって、なぜか僕の目に涙がツツー。がんじがらめで身動きのとれない彼女の心に風穴をあけるシーンをとてもかっこよく描いてました。最後の長澤まさみと鈴木亮平の対峙も、王手飛車取りがびしっと決まった瞬間を観れたような感覚。そこで、そーくるのかー!って感じで感動モノです。もう1人の主役、眞栄田郷敦の熱演も見事で、最初ノホホーンとしたオマヌケキャラで、それが後半、めちゃめちゃ精悍になっていくのですが、あれは本当に体重も落としてます。他の役者陣の演技も素晴らしく、やっぱ、いいドラマは、演技もすごいと思えてしまいます。今ならネトフリで鑑賞可能です。