1.《ネタバレ》 人間は同じ波長を持った同じレベルの者同士でくっつく生き物。なおかつ自分個人が身勝手に作り出した精神世界から他者と現実世界を眺めて生きている生き物。人生は綺麗事だけで生きぬけはしない。だからといって【自分が勝つ】ことのみ目的に生きて行けば、待ち受けている結果は惨めな破滅に決まってる。辛くても自分の人生にキチンと向き合って生きているのは僅かな出番しかなかったサムの姉のハンナと主人公の母親のオフィーリアくらい。その他の登場人物はよくもまあこれだけ集まったもんだと感心するほどの基地外っぷりを披露してくれている。勝ちたい・負けたくない・批判されるの嫌・ヤリたい・金欲しい・高い身分欲しい・愛されたい・邪魔者は始末しても構わない…ってオマエらさぁ(呆)。個人的な見解ですがこのドラマ、他者の愛し方に大失敗してヤケクソになり、心が悪魔にまで堕ちた哀れな人間達の悲喜劇ではないかと思います。弁護士?法学生?ハッキリ言って阿呆の集まり(主人公に飼われてるヒゲオヤジとエロオバさんに至っては魑魅魍魎レベル)。愛でも情でも義でも尊敬でも結ばれていない、お互いを裏切り放題し放題なこいつら、放って置きゃあ殺し合って最後の1人も自死選ぶように思える。なら何故観てるかというと、まあ人間の嫌な部分を隠さず描くアメリカンドラマは嫌いでは無いからです。だがしかし、度が過ぎるものは心の消毒が要ると思えます。こいつらには正義と愛と優しさ溢れるジャパニーズスーパーヒーロー・アンパンマンのアニメでも見せて反省させてやりたいわ(笑)。