1.一話完結型の超常現象がらみの事件を解決するFBIのフリンジチームのドラマ。いわゆるXファイル系のドラマ。ただし、さすがに時代も進歩し、テンポや特撮も洗練されていて、より娯楽的でより見やすいドラマとなっている。超常現象の謎も一応、科学で説明をつく感じにしているが、全シーズンを通じての陰謀や謎も存在し、いくつかの事件が繋がっていて、後に大きな展開を見せる形になっている。シーズン1ではまだ説明されない伏線が多いが。これはのちのシーズンで回収されるようになっている。正直、シーズン2まではXファイル系があまり好きでなければ、そんなに新鮮に感じるものはないと思うが、このドラマは、シーズン2の後半からシーズン3へと続く物語で、普通のドラマでは絶対見られない驚愕の展開を見せる。こんな形式のドラマ展開は初めて見た。これは役者的にも非常にスキルを求められる設定である。さらにシーズン3のエピソードの一つで幽霊の存在にある意味、科学的な根拠を示した点もおもしろい。こんな幽霊の存在理由の発想は、今まで僕にはなかった。そしてさらに後半の1エピソードには、ものすごく実験的なドラマの設定のエピソードがある。やりたいほうだいである。とにかく、シーズン2以降は、何が起こるか予想不可能な世界観になっている。これじゃ、科学的にはありえないと思うかもしれないが、この世界観のありようは、そんなに突拍子的なものでもない。こーゆう世界観の説も科学の中にはあるのだが、それを、こんなに自然と示されると、拒絶反応を示す人もいるかもしれない。僕は、この驚愕の展開、ものすごく楽しめたけど。全シーズンを観終れば、このドラマは、ある意味、親子の愛を描いたドラマであるととらえることもできちゃう。