1.《ネタバレ》 日本では、違うシリーズの仮面ライダーや戦隊ヒーローがコラボする映画などがバンバン上映され、東映ヒーローの世界観共有が行われている。で、アメリカではマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)として、マーベルヒーロー達の世界観共有が行われ、アベンジャーズなどのヒーローたちのコラボ作品が次々生まれている。この世界観は映画だけではなく、ドラマシリーズまで広がり、かなり複雑な構造になってきた。で、そんな中、ネットフリックスでもとうとう、マーベルヒーロー達のコラボしたドラマ作品が作られた。それがディフェンダーズ。これはMCUと同じ世界観である。簡単に言うと、アベンジャーズに入れなかったヒーローたちのドラマ版アベンジャーズである。で、僕はこの作品を観ようと思ったんだけど、この作品は4人のヒーローがメインらしく、しかもその4人のヒーローは単体でドラマ化されているらしい。で、ディフェンダーズを100%楽しみたければ、先に単体の4つのドラマシリーズを観てからがいいらしい。しかもその観る順番も時系列順に観るのがおススメらしい。どんな順番かというと、デアデビルシーズン1→ジェシカ・ジョーンズ→デアデビルシーズン2→ルーク・ケイジ→アイアン・フィスト。で、僕は順番に観てみた。まず、全シリーズに言えることなんだけど、ドラマとして細かい描写が多く、キャラが深く掘り下げられている。ただし、これは裏を返せば、ダラダラしているともいえる。どのシリーズも1本の映画を13話に区切ったような形をとっているために、これは尺稼ぎなんじゃないんかと思えるような感じもしないでもない。例えば、このデアデビルシーズン1も5話までは非常にタルかった。てゆーか眠くて、意識が何度も飛びそうになった。カレンとフォギーの飲み歩くシーンを長く流したり、フィスクが朝食を作るシーンを間をそんなに空けずに2回流したり(2回ともだいたい同じ感じ)、回想シーンが多いのもしんどかった。デアデビルがお馴染みの格好になるのは最終の13話目だし。まー、キャラ造形を深くするために必要なのかもしれんけど。展開に突っ込みたくなる箇所もたまにある。例えばフィスクの部下のウェスリーの死に様。あまりにも適当すぎて逆に笑えるけど。ただ、6話目からようやく、徐々にだけど面白くはなった。世界設定がだいたいつかめ、キャラに愛着もわきはじめ、新たなキャラも登場しだし、最終話あたりは結構、のめり込んで観れた。正直、テンション高めに楽しめた。そのためには前半の苦行も必要だったかなー。やっぱ。世界観や雰囲気はちょっと映画のダークナイトに似てるかも。あと、デアデビルのアクションシーンは流石にめちゃくちゃカッコよくて、そこだけは前半からテンション高めで観れた。ちなみにシーズン2は最初からかなり楽しめた。それもこのシーズン1を制覇してたからやけど。そんなこんなで、振り返ってみると全体的に、それなりに楽しめた感じかな。